清瀬神社 (武芸川町宇多院)


美濃国牟義郡
岐阜県関市武芸川町宇多院1176
(南50mほどの辺りに道が広くなっているところがあり停め置きました)

■旧社格
村社

■祭神
清瀬大神


「武儀川(むぎかわ)」沿いの南岸にある小山麓、「武芸川町宇多院(むげかわちょう うだいん)」に鎮座する社。町内を縦断する「武儀川」は「長良川」の支流、清流として知られます。
◎創建由緒について岐阜県神社庁は以下のように示しています。
━━里伝によると第59代宇多天皇(法皇)は野村(後に宇多院村)の阿弥陀寺に行幸された。当清瀬神社にある霊泉「桶森池」という小さな湧水の池で身を濯がれたと言う。この池に逗留されながら武芸八幡宮、美濃大矢田の喪山神社、可児市の恵観寺等にも巡幸された。その折、不幸にも指定病に倒れられたため、この池に葬られたという。清瀬神社の近くに盥神社としてお奉りしている━━
◎霊泉「桶森池」がどれを指しているのか不明、現存しないのでしょうか。武芸八幡宮、喪山神社はどちらも未参拝、盥神社は南東200mほどに鎮座します。
「清瀬」はやはり「川」のことと思われます。山から流れ出した川なのか(現在は見当たらない)、或いは「武儀川」のことだったように思います。
◎宇多天皇の治定墓は山城国にある「大内山陵」。天皇が当地で崩御したとも、当地に葬られたとも、そういった資料は知り得る限り見当たらず。移葬されたのかもしれません。



盥神社から当社が鎮まる小山を。見るからに典型的な「神奈備山」型。







ご本殿

境内社

こちらが「武儀川」。600~700mほど下流の寳見神社前にて撮影。