盥神社
(たらいじんじゃ)


美濃国牟義郡
岐阜県関市武芸川町宇多院1318
(P無し、駐車は下部写真参照)

■祭神
宇多院天皇


「武儀川(むぎかわ)」沿いの南岸の堤下、「武芸川町宇多院(むげかわちょう うだいん)」に鎮座する社。町内を縦断する「武儀川」は「長良川」の支流、鮎などが泳ぐ清流として知られます。
◎当社の創建由緒について岐阜県神社庁は、━━里伝によると第59代宇多天皇(法皇)は野村(後に宇多院村とした)の阿弥陀寺に行幸された。武芸八幡宮、美濃市大矢田の喪山神社、可児市の恵観寺などにも巡幸されたが、その折、不幸にも病に倒れられたため、ここに葬った。そこを「定着の御陵」といい盥神社としてお奉りしている━━としています。
◎宇多天皇の治定墓は山城国にある「大内山陵」。天皇が当地で崩御したとも、当地に葬られたとも、そういった資料は知り得る限り見当たりません。改葬されたのでしょうか。
「定着の御陵」とありますが、これは諱の「定省(サダミ)」の誤植でしょうか。
◎通称「みたしろさん」。これは御田代(神領の田ということか)ではないかと。原初は穀霊を祀る社だったのかもしれません。


車は北側道路に停め置きました。

参道は東側から。鳥居は有りませんが御幣が立てられています。