☆ 三輪「奥垣内祭祀遺跡」



大和国城上郡
奈良県桜井市三輪
(「山の辺の道」にほぼ面したところ、「大美和の杜」内)(大神神社等利用)



大神神社から狭井坐大神荒魂神社檜原神社へ向かう道中、「山の辺の道」沿いに「大美和の杜」という憩のスペースが整備されています(*「大美和の杜展望台」と場所は異なります)。その中に座す磐座。

元々はもう少し北の「狭井川」の畔で発見されたそうですが、こちらに遷されたようです。

山頂から西側麓にかけて数多の磐座が座す「三輪山」ですが、そのうちの下方から麓にかけて座す「辺津磐座」の一つかと思われます。

遷す前もこのような配置であったのかどうかは不明。

「狭井川」と言えば神武天皇皇后 伊須気余理比売(媛蹈鞴五十鈴媛命、大物主神の娘)。「狭井川」の畔に住んでいたとされます。巫女であったと考えられるため、この磐座が祭祀対象であった…などと古代ロマンを膨らませられます。





こちらが「山の辺の道」沿いの「狭井川」。右隣は「月山日本刀鍛錬道場記念館」。逆光のため変な赤い光の線が出ていますが…。