春日若宮神社 (葛城市勝根)


大和国葛下郡
奈良県葛城市勝根219
(短時間なら社前に停められそうです)

■祭神


葛城市「勝根(かつね)」の密集した古い集落内に鎮座する社。
◎創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。葛城市から大和高田市、広陵町にかけては春日大社の荘園であった地。春日神社が数多く鎮座します。荘園は「平田荘」と称されていました。鎌倉・室町時代になると、「平田党」という大和最大の武士団が組織され、春日若宮祭(おん祭)で流鏑馬等の重要な儀式を受け持っていたようです。周辺にとりわけ春日若宮神社が多く鎮座するのはそれが原因かと思われます。
◎「勝根」には「古くから力石(男石・女石)があり、昔の村人はこの石で力自慢を競ったと言い伝えられております」と葛城市のサイトには民話が掲げられています。おそらく当社境内に据えられている石かと思われます。
また「勝根池(当社南すぐ)の堤に歯神さんの森があり、その中に松香石の自然石が一つあります。これが歯神さんで、歯痛をよく治してくださり、歯痛が治ると樹木を1本ずつ植えたので森になったとされ、この木を切ると歯痛がおこると伝えられています」とも。この石については確認できていません。


国道168号から来るとこちらの角を曲がります。

こちらは反対の当麻方面から。かなり狭いので曲がる際は要注意。






こちらの2体が「力石」かと思われます。