斉音寺天満神社


大和国添下郡
奈良市尼辻南町4-6
(ネット上では番地がいろいろに記されますが、国税庁の法人登記番号から拾いました)
(P有るも非開閉、当日は唐招提寺Pより10分余り歩きました)

■祭神
菅原道真


「秋篠川」西岸畔、「尼辻中町」の密集した集落内に鎮座する社。
◎創建由緒等は伝わっていないようです。藤原清河(房前の四男)の邸宅跡に設けられた、斉音寺(済恩院とも)という仏教施設の跡という説も。社頭に「斉音寺 天満神社」と社標が建てられています。当社より北200mほど、「尼辻中町」に鎮座する天神社も同様に邸宅跡とも(尼辻中町 天神社の記事参照)。
◎「大和誌」には、中世に斉音寺城というのが当地にあったとしています。境内には土塁跡(未確認)があり、また東には「秋篠川」が走り南と西には水路が巡らされています。
◎当地はかつての「宮跡村(みやとむら)」に属すると思われますが、菅原道真等を輩出した「菅原村」の南隣。菅原氏は天穂日命を始祖とし、野見宿禰を祖とする氏族。奈良時代の終わりに「菅原」姓を授かるまでは「土師」姓。
最古の天満宮とされる「菅原村」の式内社 菅原天満宮を中心とし、「菅原村」から「宮跡村」さらにその周辺には数多くの天神社が鎮座しています。


参道は北側から。



狛犬はご本殿のある塀内に。