井光神社 里宮
(いかりじんじゃ さとみや)


大和国吉野郡
奈良県吉野郡川上村井光34
(駐車は下部写真参照)

■旧社格
県社

■祭神


神武東征の砌、出会ったとされる井光(イヒカ、井氷鹿)の伝承地「井光(いかり)」。いわゆる「深吉野(みよしの)」と呼ばれる山間部、その小さな集落内に鎮座する社。標高は650mほど。
◎井光神社は「御船山」全体を神域とし、1544坪もあるとのこと。当社は里宮として創建されています。
御神体は奥の院 王塔宮にそそり立つ巨大磐座。磐前に小祠が据えられています。こちらは「御船山」の八合目辺り、標高は1000mほどに鎮座。また奥宮として「神武天皇御舊跡井光井蹟」の石碑が立てられています。こちらは神武天皇が井光に出会った「井」と伝わります。
◎往古は十二社権現と称されていたようで、明治維新まで吉野山桜本坊より御札を奉納していたとのこと。
◎「大和志」には「井光宅址掟」とあり、また「吉野名勝誌」という書には「井光宅址古墳墓土人穴居の蹤跡在り」とあるようです。


磐座のように立てられているのは鳥居の正面。向こうから坂道を登ってきます。