天満神社 (桜井市吉隠)


大和国城上郡
奈良県桜井市吉隠1373
(P無し、駐車は下部写真参照)

■祭神
菅原道真


桜井市の東端、宇陀との境に位置する「吉隠(よなばり)」集落の外れに鎮座する社。「吉隠東谷」の中腹辺り。標高は310mほどでしょうか。
◎奈良県神社庁は「吉隠」について、「東西に吉隠川を隔て山が迫り山峡に漸高の地形をなし、古から知られた所」とし、「日本書紀に持統天皇即位十年の条に、菟田の吉隠松が下に行幸し給ひしことが見え、当地は由緒ある所として知られる」とあります。
◎創建年代は不詳。菅公が薨去し全国で震災があり、菅公の祟りと畏れられた時代に、山城国の北野天満宮より勧請されたのではないかとしています。
当地は長谷寺が創建されたために追い出された瀧蔵神社の郷。長谷寺が「與喜山」に菅公を勧請したのに倣い(與喜天満神社)、当地にも菅公を勧請したものであろうと。
以上は奈良県神社庁の見解ですが、個人的には與喜天満神社から勧請した可能性もあると考えています。


「吉隠」集落のお社に参拝する際は、よくこのスペースにお世話になっています。「吉隠」交差点から100mほど登ったところ。

万葉歌にも詠まれた美しい景色。雪が積もれば入江泰吉氏の世界に。いずれ「吉隠」についての記事を上げたいと考えています。写真中央ほどに右折の道が微かに見えています。

右折する道がこちら。写真右上端に建物が見えます。

いきなり境内に出ます。

鳥居は境内から下ったところに。