玉瀧神社


伊賀国阿拜郡
三重県伊賀市玉瀧7609
(P有)

■延喜式神名帳
宇都可神社の参考社

■祭神
健速須佐之男命

 火之迦具土命 大山祇命 応神天皇 天忍日命 蛭子命 伊邪那岐命 大日靈貴命 速玉男命 菅原道真 大国主命 天児屋根命 宇迦之御魂神 菊理比咩神


滋賀県甲賀市との境、「鞆田川(ともだかわ)」沿いの農村地の社。社殿は丘陵上に鎮座しており、普賢院という仏教施設が隣接し境内を共有しています。
創建は延喜三年(903年)に、播磨国の廣峰神社(未参拝)より牛頭天王を勧請してきたとされています。これは「准后伊賀記」、「伊水温故」ともに同内容のもの。ともに豊田天皇という者が勧請してきたとしていますが、何者かは不明。
かつては豊田神社と称されていたらしく、明治の合祀令により内保地区(当地周辺)の27社(三重県神社庁は25社としている)を合祀、この時に現社名に変更したとのこと。
この中には式内社 宇都可神社も含まれています。現在は復社、当社の御旅所ともなっています。


背後は「玉瀧山」。

傾きが目立つ両部鳥居。

ご本殿や拝殿は整備が行き届き立派なもの。二の鳥居(両部鳥居)や隣の普賢院は荒廃気味。