黒髪山稲荷神社


大和国添上郡
奈良市法蓮町
(詳細住所不明、「佐保GC」の南側を東西に走る道沿い)
(P無し、東50mほどの空きスペースに停め置きました)

■祭神
保食神


基王 那富山墓(黒髪山那富山墓)の北西すぐ、一帯は鬱蒼とした樹叢で覆われた地。寂れた赴きの「佐保路」、なかでも特にその色合いの濃い「法蓮」の一角に雰囲気のある佇まいの小さな社。
◎「佐保」の地名由来となり、また「黒髪山」の地名起源ともなり、悲劇のヒロインとして記紀に描かれる狭穂姫。皇軍と戦った「稲城」が元となり保食神が祀られています(→ 狹穗彦・狹穗姫 禁断のロマンスと「黒髪山」の記事参照)。いつの頃から祀られているかは不明。
◎東隣に「史跡 大国芝」というのがあり、磐座とともに大国を祀る仏教施設があります。また案内板には「佐保山西陵 七ツ石」と。七ツの磐座等が存在すると解されます。一つはこの磐座、もう一つは基王 那富山墓(黒髪山那富山墓)に座すという「隼人石」かと思われます。他五ツは調べられていません。


車はこの手前20~30mほどに停め置きました。



こちらがその磐座の一つ。