☆月の誕生石 (天香久山)


大和国十市郡
奈良県橿原市南浦町
(香久山専用P有、香久山東側「万葉の森」Pより10~15分程度)


当ブログにおいては、お行儀良く一般に知られる民話を紹介し、ハイ!おしまい!などとするつもりは毛頭ありません。

それらは上部写真の案内板にて済ませておきます。

ここでは非常に根拠は乏しいながらも、
大胆な仮説(妄想)を発しておきます。



そもそもこの三体からなる磐座群は、
縄文以前に設けられた古代祭祀場であり、信仰されていたものと考えています。


およそ1万年前頃は大和盆地は「大和湖」でした。天香久山の西麓までが湖域であったのではないかとされます。

つまり「大和湖」の南西に張り出したのが天香久山であり、小さな半島あるいは岬のようなものであったと想像されます。

この湖に突き出た天香久山にて、磐座による太陽信仰が行われていたと考えています。

他の「大和三山」、畝傍山や耳成山には知る限り磐座が存在しません。

それはその二山がその時代に「大和湖」にぽっかり浮かぶ小島であったからという説明が可能であると。

もちろん失われた可能性もありますが。


「月の誕生石」、「蛇つなぎ石」御逗子神社内の「月の輪石」、これらは一直線に並んでいるのではないかと思っています。

さらに北東へそのまま延長すれば
三輪山の山頂へ。

南西へそのまま延長すれば
高天山(金剛山)の山頂へ。

そしてこの地から見ると、夏至の日に三輪山山頂から太陽が昇り、冬至の日に高天山に太陽が沈むのではないか。

「月の輪石」の裂け目はこの線上に合わせているのではないか。
「蛇つなぎ石」もこの線上に沿って方角を合わせているのではないか。
「月の誕生石」(御逗子神社)は三体の磐座の隙間いずれかが、この線上に沿っているのではないか。


正確な緯度経度、正確な方角を調べられる機器を持ち合わせていないのがもどかしいところですが。

高くないのなら買ってしまおうかとも。
どこで売っているのかご存知の方おられましたらお教え頂けるとさいわいです。

大したアクセスも無い、ほとんど見られていないブログなのに、こんなこと言ぅてますが…。