壺神神社 (春日大社 境内末社)


大和国添上郡
奈良市春日野町160 (春日大社内)
(春日大社有料P利用、料金不明)

■祭神


春日大社の一の鳥居から参道を進み、最初に拝することのできる境内社。「外院」の末社。
かつては境内の南北、南郷(高畑)と北郷(野田)の二ヶ所の社家町に分かれて鎮座していたようです。「壺=坪」と捉えられ、「坪」は土地の面積のこと、社家の守護神として祀られていたのではないかとされます。二社が合祀、そして遷座されたのは明治になってからのこと。
「続日本紀」には天平勝宝二年(750年) 「(孝謙)天皇 春日酒殿に幸し…」の記述があります。これは神護景雲二年(768年)の春日大社創建に先じるもの。ご本殿に隣接する場所に酒殿神社(通称「酒殿」)が鎮座しますが、こちらがその名残かと思います。