神明神社 (神明神社古墳)


大和国葛下郡
奈良県葛城市中戸308
(P無し、「屋敷山公園」Pや道の駅「かつらぎ」からは徒歩30分程度)

■祭神
(不明) ※天照皇大神か


「神明神社古墳」の墳丘上に鎮座する社。「奈良県社会教育センター」の敷地内にあります。
創建由緒等に関する資料は見当たらず一切が不明。社名から天照皇大神が祀られているのであろうと思われます。

■形状
円墳
■全長
20mほど
■築造時期
7世紀後半(古墳時代終末期)
■埋葬施設
横穴式石室
■出土品
鉄製環金具、銀製金具、水晶切子玉など
■周辺の状況
葛城山の東麓、尾根上に築造
南方に首長級の屋敷山古墳が有るなど、葛城氏が拠点とした地
■被葬者
不明

当古墳の出色は、石室内に縦方向の溝が2ヶ所あること。奥から3m辺りと4.5m辺りに8cm程度の溝。これは玄室と羨道を区切る木製扉がはめ込まれていたと推定され、天武・持統陵と同じものとされているようです。


関係者以外立入禁止という案内板があります。「いにしえの丘」という古墳を中心とした遊歩道が、県か市が県民か市民のために税金を使い整備したもの。不当な案内板なので無視して進入します。多くの方が歩いていますが。





左上部に当社鳥居が見えます。