石巻神社 (里宮)
参河国八名郡
愛知県豊橋市石巻町金割1
(駐車は覚えていません)
■延喜式神名帳
石巻神社の比定社
■旧社格
郷社
■祭神
大己貴命
東方に聳える霊峰｢石巻山｣を御神体とする社。中腹に奥宮(後ほど記事UPします)が鎮座し、当社はその里宮。
｢石巻山｣山頂付近には磐座等の巨石が座し、太古からの聖地。創建は孝安天皇の御代ともされますが、この時期に創建とするのは疑問。また創祀は遥か上古に遡るであろうと思われます。別伝として、推古天皇の御代に大木食命が大神神社から勧請したというものも。｢先代旧事本紀｣には饒速日命四世孫と記され、出雲醜大臣命の御子で孝安天皇の御代に参河国造となっています。この時に何らかの祭祀が行われたように思います。そして推古天皇の御代に国造となったのはおそらく後裔のことで、この時に勧請・創建があったように考えます。
少々気になるのが、当社北方の砥鹿神社 奥宮が鎮座する本宮山の麓から砥鹿神社 里宮近くにかけて｢大木町(旧 大木村)｣があること。創建時期や由緒等は異なるものの、大木食氏が居住していたのかもしれません。
※写真は2017年9月撮影のものです。
