可牟奈備神社


丹波国何鹿郡
京都府綾部市十倉名畑町古気良10-1
(P有、進出の際に見通しが悪く要注意)

■延喜式神名帳
珂牟奈備神社の比定社

■旧社格
郷社

■祭神
天下春命


「神奈備山」と称される山腹に鎮座する式内比定社。境内には古墳がいくつかあるようで、古来より神聖視されていたかと思われます。「みしまゆふ 肩にとりかけ 神なびの山の榊を かざしにぞする」など和歌にも詠まれています。現在も当社のことを「大宮」と呼んでいるらしく、崇敬の厚さが伺えます。
創建は和銅年間(708~715年)のこととされますが、由緒については不明。ご祭神の天下春命は八意思兼命の御子神で、饒速日命の降臨に随伴した32柱の防衛(ふさぎのもり)の一。知々夫国造の祖とされ、開拓神として関東で多く祀られています。近江国の伊香具神社の境内社にも祀られていることから、東国に拠点を移す前は近畿北部に痕跡があったのではないかと思います。







おそらくこの辺りに古墳があるのだろうと思います。

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