比地神社 (高土之宮)


伊賀国伊賀郡
三重県伊賀市比土658
(アクセス:来迎寺を目印に、墓地の奥)
(P無し、線路下を南に潜ると四つ辻がありそこが広くなっているので停め置きか、軽なら墓地の中まで進入できるかも)

■延喜式神名帳
比地神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
正哉吾勝勝速日天之忍穂耳命
[合祀] 建速須佐之男命 大物主神 火之加具土神 市杵嶋比売命 猿田彦神


伊賀市南方郊外の丘陵地「比土」に鎮座する社。
◎創建由緒等は不明。式内社 比地神社に比定されていますが、そもそも所在不明となっていたようで、明治に比定されています。
◎その際に候補社は2つあったらしく、一つは当社の北東30mの山中、もう一つは長田村にある「比自山」に鎮座していた社。現在は同じ長田村の射手神社に合祀されてしまっています。両村での協議の結果、当社で落ち着いたとか。
長田村は10km以上も離れており、以上のようないきさつから比定自体かなり信憑性の低いものと言わざるを得ません。
◎ご祭神も元々は大山祇神とも猿田彦神であったとも言われています。山神または岐神(フナドノカミ)や塞神(サイノカミ)として、安易に宛てられたのではないかとも思います。
◎式内社であっただけに、相応しい由緒やご祭神があったのだろうと思います。現在は神戸神社の飛地境内社となってしまっており、当地も寺や墓地の片隅に申し訳なさ程度に鎮まっています。


車はここに停めて墓地への坂道を5分ほど歩きました。右手が線路下を潜る道。