追着神社
(おおつきじんじゃ)


大和国葛上郡
奈良県御所市玉出154
(P無し、鳥居前の通路も進入困難、県道116沿い 池の畔のスペースに停め置きました)

■祭神
阿治須岐高彦根命


御所市「玉手」集落の入り組んだ中に鎮座、クスノキの巨樹が目印。「追着きの森」と呼ばれていたようです(「玉手」の地名由来は参照)。かつては鴨都波神社の御旅所であった時期もあるとか。
創祀にまつわる説話として、役行者が「大和葛城山」への修行に向かう途中、とある娘が現れ行者を追ったが行者は追い払う、娘は大蛇と化してさらに追ったが、行者は鴨大神の力でそれも追い払うことができたとあります。
これは近くに鎮座する野口神社(こちらも後ほど記事を改定します)の説話と繋がるもの。一方は大蛇と化した娘を祀り、一方は力を貸した祖神(阿治須岐高彦根命)を祀る社に。結局のところ追い付く(追い着く)ことができなかったわけですが。

*写真は2018年6月と2021年2月撮影のものとが混在しています。


軽なら通られなくもなさそうですが…



珍しい瓦製の狛犬、何度もお参りしているのに初めての気付き。かなり精巧。


クスノキの巨樹は遠くからでも分かります。