祝園神社
(ほうそのじんじゃ)

山城国相楽郡
京都府相楽郡精華町大字祝園小字柞ノ森18
(一の鳥居と二の鳥居の間に駐車可)

■延喜式神名帳
祝園神社 大 月次新嘗の比定社

■旧社格
郷社

■祭神
天児屋根命
建御雷命
経津主命

崇神天皇の御代、当地で武埴安彦が反乱をお越し討伐されました。その亡魂はこの地に留まり人民を悩ませていました。第48代称徳天皇の勅命により春日大神を勧請、悪霊を鎮めるために創建したとされています(「武埴安彦の謀叛」記事参照)。
一の鳥居手前100mほどのところに武埴安彦破斬旧跡があります。さらに木津川を挟んで鎮座する和伎坐天乃夫岐売神社とともに、奇祭として有名、武埴安彦の悪霊を鎮める「いごもり祭」が執り行われています。
祟りをもたらすとしてこれほどまでに怯えられていた武埴安彦の悪霊、これは非業の死を遂げたとしか考えられません。残された資料から推測するにはあまりに乏しく、また時代も古すぎるため難しいとしか言いようがないのが残念です。