利根沼田文化会館(群馬県沼田市)。
プラネタリウムは無料です。受付して、時間になるまでロビーで待機。
その後、エレベーターで4階へ。




ドーム直径:8m
投影機:五藤光学 GS-8-S



なんと GS-8-Sの4号機です。
1975年導入で、関東で一番古いプラネタリウムとのこと。ちょっと調べていませんが、今まで一番古かった銚子市青少年文化会館が休館になっていますから、そうなのかもしれません。
同心円状の座席配置。ドームの地平に周辺風景が影絵のようになっているところも、昭和レトロ感満載です。
この日見たプログラムは「オリオン座のはなし」。
星空解説のあと、ギリシャ神話のアニメ上映。
生解説か、と思いきやこちらも録音音声に合わせてマニュアル操作でした。
録音音声もやはりこのプラネタリウムのオリジナルのように思います。
ギリシャ神話のアニメは、サッポロスターライトドーム制作、提供:利根沼田文化会館。つまりこのプラネタリウムが発注して作成されたものなのでしょうか。
オリジナルはそれなりにお金がかかると思いますが、わりと地方のプラネタリウムも独自の録音音声を作っていたり企画を作っていたりと、頑張っています。
効率だけ考えるなら、できあいのプラネタリウム番組を買ってきて流すだけのほうが安上がりで簡単そうに思いますが・・・。プラネタリウムとしての独自性という意味では、このようにオリジナルの方が見に行く楽しみがあります。
アニメの内容は、女神ヘラがちょとした悪口を聞きつけてその人を殺すとか、子供に見せてよいのかどうかという酷いお話。
ギリシャ神話という時点で、大神ゼウスの色情狂の話か、神や英雄が簡単に人を殺す鬼畜ばかりの酷い話にしかならないので、これは致し方ありません。
正直、星座解説でギリシャ神話を語るのは、そろそろやめませんか?とも思うのですが・・・。その星座にある綺麗な星雲紹介とか変わった銀河紹介とかの方が楽しいのでは?
ところでこのGS-8-S、松戸市民会館のものと同型機なので楽しみにしていたのですが、なんとなく星空の印象が違います。気のせいかもしれませんが。
松戸市民会館では非常に美しく感じた星空ですが、今回そこまでの印象がありませんでした。
同じ投影機でもドームが異なれば違う印象になるのは今まででもあったので、ドームの反射係数が違うとか電球が違うとか、理由があるのかもしれません。

的ちゃんことJAXAの的川先生の色紙がありました。最初色紙をチラっと見ただけで的川先生とわかってしまうのが、マニアです・・・
この利根沼田文化会館、非常に大きくて立派なのでレストラン的なものを少し期待していたのですが、残念ながら無いようでした。
<訪問日:2025年1月>