プラネタリウム巡り旅、なんていうとお気楽な趣味で、さぞかし本人は楽しいものなんだろうと思うでしょう。
もちろん時間とお金に余裕があれば一日1館、せいぜい2館ぐらいにして、楽しい旅になるでしょう。
しかし社会人はそんなにまとまった休みは取れないので、遠方に巡り旅をするとなると、過密スケジュールを組まざるをえません。
私は転職を決めた年、2週間の休みを取得してその中でプラネタリウム巡り旅を計画しました。
1日で何館周れるの?
まず、行きたいプラネタリウムが1日何回上映しているか?
だいたいは3回。11時ごろ、13時ごろ、15時ごろ、というのが多いです。
ここですでに、1日3館が限界とわかります。
また、気を付けなければならないのは上映日。
プラネタリウムのお約束として、月曜日は休みが多い。
平日は上映無し、土日祝日のみ、なんてところも多いです。
移動手段は?
これはもうレンタカー必須です。
地方のプラネタリウムは、公共交通機関で行けない不便なところにあることが多いです。
もし行けたとしても、電車・バスの本数が限られていて、効率よく周ることが不可能になります。
上映プログラムの罠
1日3回上映だとしても、それを自由に組み合わせることができません。
なぜなら、「幼児向け番組」というのが存在するからです。それでも番組前に星空生解説や星空オート番組があればいい方で、アニメのみ星空無し、なんてことも。
わざわざ遠方のプラネタリウムを見に行くわけですから、できれば星空だけの「星空生解説回」を選びたいものです。
そうなると、選択肢が非常に限られてしまいます。
もし目的の3館の「星空生解説回」が全部13時だったら、1日1館しか周れず、合計3日かかることになります。
過酷なスケジュール
1日3館周るとして、運よく、11時ごろ、13時ごろ、15時ごろの回で都合の良い番組が見れると仮定します。移動距離がそれぞれ1時間だったとするとこんな感じになります。
11:00: 1館目のプラネタリウムを見る。上映45分。
11:50: 1館目→2館目に移動開始。
12:50: 2館目に到着。チケット購入。あらかじめ買っておいた昼食(おにぎりなど)を速攻食べる。
13:00: 2館目のプラネタリウムを見る。上映45分。
13:50: 2館目→3館目に移動開始。
14:50: 3館目に到着。チケット購入。
15:00: 3館目のプラネタリウムを見る。
これはわりと上手くいった場合の話で、実際には上映開始時間もズレがあり、昼食を取る暇もないことがザラです。全く優雅な旅ではないことがお分かりいただけるでしょうか。
暗号地図?
九州四国プラネタリウム巡り旅を計画したときに作成したスケジュールがこちら。
暗号にしか見えないですね。
でもこのスケジュールを考えるのに何日も費やしました。
計画では、九州(福岡)で2館。
そこから夜行フェリーで移動して四国へ。
四国で8館。
ツァイス機の完全制覇のため、宗像と高松を入れているのがポイントです。
さて、うまく行ったのでしょうか?