皆さん、こんにちは。

俳優・涙ソムリエの佐伯恵太です。

 

 

今まで、Eテレ『ろんぶ〜ん』を紹介するブログを書いてきましたが、

 

NHK Eテレ『ろんぶ〜ん』が面白すぎるから全国民にまず一回観てほしい!!

 

 

【M-1決勝漫才師の場合】『ろんぶ〜ん』で紹介された漫才のツッコミ技術「身体ノリ」を調べてみた

 

 

に続く第三弾!!

 

 

今回は

 

前回放送のテーマ『仕掛学』について

 

 

 

仕掛学とは、仕掛学の生みの親、大阪大学大学院 経済学研究科教授 松村真宏先生によると、

 

 

人の行動を変える「仕掛け」を対象にした新しい学問分野です。仕掛けは行動変化を強制するのではなく、魅力的な行動の選択肢を増やすことで目的の行動に誘うアプローチをとります。

 

とのこと目

 

 

番組では、先生の論文『仕掛学概論 〜人々の人々による人々のための仕掛学〜』でも取り上げられている様々な「仕掛け」が紹介されましたキラキラ

 

 

良い仕掛けとは、

 

 

①誰もいやな思いをしない

 

②強制されずついやってしまう

 

③仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる

 

という条件を満たしたものだそうですが、実際に紹介された例をみると、その意味がわかりますひらめき電球

 

 

 

 例えば、駅の階段。隣にエスカレーターがあると、人はどうしても階段を歩かずエスカレーターを選びがちです。結果、階段は空いているのにエスカレーターが混雑してしまう、といった状況が起きます。

 

そこで、階段を使いなさい!と強制するのではなく、魅力的な選択肢として登場するのが「仕掛け」ですビックリマーク

 

 

階段を鍵盤に見立てて、踏むと音が鳴る仕組みを作ったのです。

 

するとたくさんの人が楽しみながら階段を利用するようになり、混雑の解消になり、運動する機会も得た、ということですキラキラ

 

 

 

他にはこんな仕掛けも。

 

 

 

ゴミ箱にゴミを捨てると、なが〜い落下音が鳴る、というシンプルな仕掛け。

 

 

ただ音が鳴るだけなのに、すぐゴミ箱の底に当たるはずのゴミが「ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜」っと落ちていく音が面白いので、このゴミ箱を利用する人が増え、ポイ捨てする人が減る、ということです。

 

このゴミ箱を仕掛けた側は、周囲にゴミを散らかしてほしくないビックリマーク

 

と思っているのに対し、

 

仕掛けられた側は、楽しいからゴミを入れる音譜

 

ということで、仕掛ける側、仕掛けられる側の目的が異なっているわけですね目

 

 

 

他にも、真実の口を使った仕掛けも紹介されました。

 

 

 

病院の消毒液の前に真実の口を模したものを設置して、真実の口に手を入れると消毒液が出る、という風にしたところ、

 

それまで来院者の0.5%くらいしか利用しなかった消毒液の利用が、20%まで、約40倍に増えたそうです

 

 

仕掛けの力、恐るべし!!

 

 

 

松村先生の仕掛学に関する本、その名も「仕掛学」という本がありましたので、この本も読んで勉強してみようかと思います合格

 

 

 

 

ところで、

 

仕掛学のことを色々知って、僕がキングオブ仕掛学だと思うのは、

 

キングコングの西野亮廣さん。

 

 

渋谷のハロウィン後のゴミ問題に対して、ゴミ拾いをエンタメ化しています。

 

 

具体的には、ゴミを「オバケのカス」と捉えて、お化け退治のゴーストバスターズに扮してゴミ拾いを行いました。

 

さらにそのみんなで集めたゴミでアート作品を作るという、これぞまさに仕掛学ではないでしょうか!?

 

 

 

他にも、はれのひ被害にあって成人式を楽しめなかった新成人に対して「あらためて新成人を祝う会」を被害者限定で行うことで大逆転ハッピーエンドとなったこのイベント。

 

 

これはただ成人式をやり直した、という捉え方も出来ますが、起きた問題に対して加害者を責めるのでなく、被害者を慰めるだけでもなく、新成人、スタッフ含め全員が楽しめる体験としてプレゼントしたというのは、まさに仕掛学の精神ではないでしょうかはてなマーク

 

 

どこかの大学で仕掛学の客員教授とかやってくださらないかな・・・

 

 

 

いつも僕のブログを読んでくださる方は、よく西野さんが登場するな、、と思われているかもしれませんが、

 

 

そうです。

 

 

ファンなのです。

 

 

最後に僕も一つ、仕掛けを考えてみましたひらめき電球

 

映画館に関する仕掛けです目

 

 

映画館で映画を観て、エンドロールが流れ始めたらすぐに席を立つ人、携帯をいじり始める人がいますよね。

 

 

最後まで楽しんで余韻に浸りたい派の僕としては、ちょっと気になってしまうのです。

 

 

そこで、

 

エンドロールが終わって1分後に、撮影可能な映画の画像がスクリーンに写し出される

 

 

というのはどうでしょうかはてなマーク

 

 

その1分の間に帰る人と、携帯の電源を入れて撮影準備に入る人に分かれる、というわけです。

 

 

写真を撮る人は記念になるし、映画の宣伝にもなります。

 

早く帰りたい人はそのタイミングで先に帰れる、という形です。

 

 

でもそんな仕掛けを作っても、やはり早く席を立つ人、すぐ携帯をいじる人は無くならないかもしれませんね。

 

 

仕掛けって難しい。。

 

だから学問として成立するのでしょうね目

 

 

 

 

次回のEテレ『ろんぶ〜ん』は12月20日(木)23時〜

 

テーマが『感動』

 

ということで、涙ソムリエの僕としても絶対に見逃せないテーマです。

 

また放送終了後にブログでもご紹介したいと思いますキラキラ