日本vsナイジェリア(サッカー女子パリ五輪)@NHK | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

初戦。対するはスペイン。所属先のマンCが声明文を発表。曰く。「25日に行われたパリ五輪の日本対スペイン戦で清水梨紗は膝を負傷した。梨紗はシティのメディカルチームによる更なる検査を受けるため、フットボールアカデミーに戻る」。うわぁ。激おこプンプン丸。

 

たかが一人。されどエース。全盛期の長友と内田を足して3で割ったような選手。彼女がいなくなってから、決勝点が相手に決まったのだ。なでしこファンはお通夜。僕だって意気消沈。次戦はブラジル。立て続けに訪れる好機を自らフイにする暴挙。谷川の降臨。奇跡の勝利。

 

 

なあ。あんたらは無責任に、ワントップを張る田中美南に対して罵倒を飛ばすが、ちょっと情けなくないか。誰にだってミスはある。代表戦でのプレッシャーたるや、想像だにできない。彼女は泣いていたぞ。清水選手を幼少期から一緒に闘ってきた戦友だって言っていたんだ。

 

 

このチームは長谷川唯のチームだって誰かが言っていた。それはある意味では間違っていない。けれども、こういう大きな大会では、全員での勝利が望ましい。それこそ、この試合のような。初戦を落としてから、よくここまで戦っている。なでしこも応援する。全力でね。