突然やって来た。出版依頼。このサイト(アプリ)では、メールが頻繁に届く。大抵は、運営からの案内なのだが。宛先が異なる。ファンか。恋文か。違った。私、出版事業に従事しております●●と申します。いつも貴殿のブログを拝読してます。本を出してみませんか。
漠然と、本を出してみたいと思い描いていた。何故なら、生きた証が欲しいから。子供は望めない。映像作品も発声が難儀。と来れば、文筆活動一択でしょう。心中、浮かれたね。本屋に並ぶのか。否。時代はkindleでしょう。直木賞作家になれば、夢に描いた印税生活か。
但し、手放しに喜べない。共同出版という、文面の文言が気になる。出版社も知らない会社だ。先月下旬、担当営業とオンライン会議を実施。業界の構造や、出版の世界など、色々と為になる話を拝聴した。印税は書籍の売り上げの10%。1,500円の本が一冊売れて、150円。
商業出版と自費出版の2種類がある。今回の話は、後者寄り。僕の想定するより、かなりの乖離があった。あとは、電子出版はやっていない。本屋にも並ばない。受注生産制。何よりネックだったタイミング。納期となる一年後まで、新しく始まる仕事で身動きが取れない。