歩くということ | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

7月に突入して、仕事から離れた。引っ越し準備はまだ序盤。時間はある。途方に。となればウォーキングだ。昨日(7/11)時点で、目標歩数は88,000歩。対する進捗。96,340歩。達成ペース。でもね、脚の痛みが緩和されたわけではないのよ。大腿四頭筋、重いんだよ。

 

日次で達成していることを報告するアプリ上で。「体調、良さそうですね」というコメントが寄せられる。断じて違う。確かに理学療法士の介入により、モチベーションは上がった。でも、歩き出しは依然として不格好。昨日は外歩き中に転倒し、肘を擦りむいた。当然、血も出た。

 

 

起床後、ダラダラと準備する。どこを歩けば8,000歩を達成できるか、コースをプランニング。この作業が不毛。元カノがいた当時は、手を繋いで歩いた。取り留めのない会話が楽しかった。今が何歩かだなんて、気にしたこともなかった。それでも、気付いたら達成していた。