焼鳥 楽だ@代田橋 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

恒例の日常生活リハビリテーション。今夜は友人が僕の近所まで駆けつけてくれる。合流後、居酒屋へ移動。今夜のゲストは珍しい。親友女性の旦那様の、高校時代のクラスメイトという不思議な縁で知り合って暫く。親御さんの不動産パワーにより、仲間うちで恩恵に肖っている。
 
二人でこうして会うのは実は初めて。先月末の急な容体悪化によって参加を見送った旅行の行き先は、彼の(親御さんが)保有する高級リゾート施設。その後、彼からLINEで飲みに行こうとメッセージが入る。誘われれば断らない性分。問題は体力面と金銭面。否、何を出し渋る。
 
 
最寄り駅の改札口で合流する。久しぶりの再会。僕の不調ぶりは、一瞬で分かってくれたか。地上階へと向かう僕を制し、エレベーターを指す友人。このぐらいの階段、問題ないですよと笑う僕の足取りは覚束ない。商店街を抜けると、僕の入居するマンション。築何年とは、流石。
 
 
訪れたのは、「焼鳥 楽だ」。新型コロ助感染拡大防止対策の一環による都の営業時間自粛要請の影響から、苦戦を呈する近隣の飲食店。少しでも贔屓のお店に頑張ってもらおうと、普段は店頭販売の総菜や串焼きを持ち帰っていたが、やはり中で食べる串焼きは美味いや。