米主要企業の人員削減数は２６日に発表された分だけで約６万人に達した。２００８年１０～１２月期決算発表がピークを迎えて業績不振が鮮明になる中で、大型リストラで経営のテコ入れを図る狙いだ。主要企業で加速する人員削減は、雇用不安を一段と強め、米経済を支える個人消費にも深刻な影響を与えそうだ。（続き ）
製造業で働く派遣・業務請負労働者の失業が今年3月末までに40万人に達する見通しであることが27日、業界団体の試算で分かった。製造業への派遣・請負会社が加盟する日本生産技能労務協会、日本製造アウトソーシング協会の2団体が共同でまとめ、同日開かれた自民党の労働者派遣問題研究会（長勢甚遠座長）で公表した。（続き ）
上記の２つとも、本日報道された経済ニュース。不景気による各企業の売上減が、人員削減という形に波及している。労働者にとって、これは脅威である。巷ではワークシェアリングという方法で雇用者の解雇を防げるという見方も出ているが、あまり現実的ではないようだ。経営者にとって、コストをどこでカットするかという問題は頭が痛いだろう。
- なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?―読むだけで、仕事と人生の業績がUPするショートストーリー (ゴマ文庫)/パコ ムーロ
- （内容紹介）
- 読むだけで仕事と人生がうまくいく。新入社員からエグゼクティブまで、30万人のビジネスマンを魅了した、成功を収めるための13の寓話。
経営者の為の、企業経営に対する教本。たとえ話を用いて、何が正しいか、何が正しくないかを説いていく内容。ノウハウ本ではなく、また決して経営者を対象に限定された内容でもない。スペインをはじめ、世界中で爆発的に売れた本だそうだ。以前から気になっていたが、文庫化されたのを機に読んでみた。
このご時世を言い表しているのか、13のショートストーリーの中に、リストラの是非を問う話がいくつかあった。人員削減は極力避けるべし。解雇する順番は、高齢順であるとは限らない。優秀な人材の定義とは。なるほど、経営者が陥りやすいであろういくつかの問題に対して、本書を通じて正しい方向に導いてくれそうだ。内容が薄いので、その分すぐに読み切れてしまう。通勤時間やちょっとした空き時間の読書にお薦め。