山形蔵王1日目 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

前日、金曜日の仕事を早めに切り上げ、急いで家に帰り、身支度をする。車に乗って、皆が待つ小田急線経堂駅へ。23:30に到着し、合流。これから旅行に行く。メンバーは前職の旅行仲間5名。行き先は、山形蔵王。目的はもちろん、スキー・スノーボードの旅。僕は運転手も兼ねる。


一人前のHHになりたい27歳の日常


東京から山形蔵王まで、距離にして約350km。東北道に乗って、片道5時間の長時間ドライブ。深夜に出発した甲斐があったか、スムーズに進む。ただし、眠い。何度もSAで眠気覚ましのコーヒーを飲む。予想より早く、目的地近くまで到着したが、寝ようにも今度はカフェイン効果で眠れず。

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山形蔵王温泉スキー場と言えば、言わずと知れた「樹氷」でしょう。山頂近くまで行かないと見れないが、あいにく難しいコースを滑らないと辿りつかないため、初心者の女性陣を置いて男性メンバーで偵察。残念ながら、樹氷の成りかけと言うか、もう少し雪に覆われて初めて完成形の木々に出会う。


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それにしても、すごい吹雪。おかげで雪質は良かったが、視界は最悪。そんな中、このゲレンデの名物「横倉の壁」に挑戦してきた。最大斜度38°は、上から覗いてみると驚愕の景色。得意のスキーだったから問題なく滑り降りることができたけど、これが苦手のスノボーだったら、きっと生還できなかっただろう。


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宿泊したのは、ゲレンデの中腹にある「国際蔵王高原ホテル 」。玄関を出たらすぐにスキー場ってのが良いね。冷えた身体には、人工温泉の大浴場。空腹には、コースから事前に選んだしゃぶしゃぶプラン。そして、このメンバーでは水代わりに飲むビールで乾杯。食後は卓球で、次回の旅行幹事を選出。

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早い時間帯から布団を敷いて、各々くつろぐ。20時過ぎにはイビキをかいているメンバーも。そう言えば僕自身、一睡もしないまま今日一日遊び耽たわけだ。横になってみるけど、テレビから流れるMr. ChildrenのライブDVDの映像と音声が気になる。結局寝つけたのは深夜1時ごろ。うーん、疲れた。