サッカーのスコットランド・プレミアリーグ、セルティックのMF中村俊輔が来年1月に日本へ復帰する可能性があることが分かった。(続き )
今日のニュース。これを見て、猜疑に思った。彼はまだ、飽くなき成長意欲の真っただ中にいるはずである。下記の本を読み終えた直後だったので、その思いは確信の中にある。
ビジネスマン向けの新書コーナーで発見した本。以前からカバーを見て気になっていたが、うーん、今さら俊輔ねぇ……と躊躇していた。が、読み始めたらあっという間。タイトルにある「察知力」をコンセプトに、今の自分の課題は何かを考え(察知し)、それを補う努力をしろと。それを積み重ねてきた結果、僕は世界で戦えるレベルに至っているんだよと、そういう内容。強引にビジネスシーンに落とし込むことなく、淡々と、彼のこれまでの軌跡と頭の中が描かれている。俊輔イズム。これはこれで面白い。
最近、テレビのインタビューでマイクを向けられた彼が、随分と饒舌に喋るシーンを度々目にし、印象的だったのを覚えている。表情まで明るい。以前は言葉数も少ないシャイボーイなイメージだったのに、イタリア、スコットランドと異文化の中に身を置くうちに、見違えるほどコミュニケーション能力が向上しているね。その裏にある、彼の相当にストイックなまでの努力の跡なんかも本書では垣間見ることができる。
さて、冒頭のニュースに関して、なぜ僕が違和感を感じたか。それは、彼自身の頭の中にはまだまだ乗り越えるべき壁を望んでいるから。厳しいリーグに身を置きたいと考えているから。スペインリーグで戦うことを夢だと、きちんと明文化している。だからこそ、このタイミングでJリーグ復帰はないんじゃないの、と僕は思うよ。
