わくわく海賊団 -12ページ目

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 芸人さんが笑わせてくれたり、

 歌手やダンサーがキラキラしていたり、

 YouTuberになりたい子どもが多いのも、

 スポーツ選手があこがれられるのも、

「たのしそうな大人」です。

 

 そして、たとえば

 パン屋のおじさんだって、

 田んぼでお米をつくっている人だって、

 運転したり、工事したりする人だって、

 学校の先生や、お医者さんだって、

「たのしそうな大人」に見えることは、

 いくらでもあると思います。

 

 子どもは、

 たのしそうな大人にあこがれます。

 

 でも、ふだん目にする大人は、

 そうじゃないことが多いかもしれない。

 

 朝の電車でぐったりしている人。

 仕事で疲れきった顔をしている人。

 日曜日の夜にため息をついている人。

 

 そういう姿を見て、

「大人って大変そうだな…」と

 感じたこともあります。

 

 ほんとうは、

 大人になることがたのしみになるくらい、

「たのしそう」な背中を見せられたら

 いいのにとも思います。

 

 もちろん、たのしくない日もあります。

 しんどいこと、やってられないこともある。

 それでも、あえて、たのしそうにしてみる。

 

 うれしいから笑うんじゃなく、

 笑うからうれしくなるなんていいますよね。

 つくり笑いでも効果はあるらしいです。

 

 弱音を吐いたり、

 休んだりしながら、

 それでも前を向いている姿は、

 子どもたちの希望になる。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 大人がたのしそうなだけで、

 世界はちょっと明るくなると思う。

 

 なにかが大きく変わる前、

 なんとなくザワザワすることがあります。

 

 体調を崩したり、

 やる気がなくなったりします。

 

 心理学では、こういう状況を、

「変化にともなうストレス反応」と言うそう。

 

 じぶんのなかの古いパターンが崩れて、

 脳も、身体も、次のやり方に慣れようと

 必死になっている状態なんだそうです。

 

 そういうときって、

 不思議と人との縁が切れたり、

 急になにもかもうまくいかなくなったり、

 ずっと使っていたものが壊れたりする。

 

 ずっとうまくいっていた方法が、

 突然通用しなくなることもあります。

 

 不安になるし、落ちこむし、

 できれば早く抜け出したいと思うけれど、

 そういう時期は、たいてい人生の

 転機の前触れだったりします。

 

 古いものが手放されて、

 新しいものが入ってくる。

 

 断捨離したくなったり、

 生き方を見直したくなるのも、

 変わる準備をしている証拠だと思います。

 

 少しつらいけど、

 いい方向に動く前触れと思えば、

 がんばれる気がする。

 

 変わる前には、かならずゆらぐ。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 厄年とかも、

 たぶんそういうことですよね。

 

 ベトナム戦争において、

 アメリカが苦戦した理由のひとつに、

 ゲリラ部隊の存在があったといいます。

 

 戦力として圧倒的なアメリカ軍が、

 なぜあんなに苦戦したのかというと、

 神出鬼没のゲリラ部隊に苦しめられたから。

 

 攻撃をしかけても、

 ゲリラは消えてしまいます。

 どこにいったのかと思えば、次の瞬間、

 ふたたび現れて攻撃をしかけてくる。

 

 仕掛けはシンプルで、

 ゲリラ兵士は、装備を解いてしまえば、

 ただの農民だったんですよね。

 

 しかも、村人たちはゲリラをかくまい、

 食べものを分け与えていたといいます。

 

 つまり、アメリカ軍は、

「ゲリラ兵士×その味方の村人たち」と

 戦っていたということになります。

 

 なんかこの話って、

 いろんな場面に通じる気がします。

 

 ある意味「専門的」に

 戦いをしているゲリラ兵士がいて、

 その周囲に武器は持っていないけれど、

 かくまってくれたり食料調達してくれる

「素人(村人)」がいるわけですよね。

 

 専門的な人たちが、

 専門の分野にどれだけ熟達しても、それに

「好意を持って味方する人」がいないと、

「少数の専門家」だけが丸裸で

 残ってしまうんですよね。

 

 井上尚弥選手が、

 どれだけ素晴らしい技術をもって

 ボクシングの試合をしていても、

 その試合を会場や中継で観てくれたり、

 すごさを理解してくれる人たちがいないと、

 成り立たない、やっていけないわけです。

 

「好意を持って味方する人」の存在は、

 もっと評価されていいと思っています。

 

 ミーハーでもいい、にわかでもいい。

 

「すごい」「かっこいい」と

 声をかけてくれる人がいるだけで、

 戦士たちは戦いやすくなる。

 

 見ているほうも、うれしくなります。

 

 ちょっとだけ知識を持って、

「わあ、すごい」と言えるようになったら、

 その世界がもっとたのしくなると思う。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 すごい人のそばには、

 かならず好意を持って味方する人がいる。