じぶんには、なにもない。
特別な才能もないし、目立つ取り柄もない。
まわりにいる素敵な人たちにくらべて、
地味なような気がしてしまう。
そんなふうに思ってしまうこと、
だれもが経験あると思います。
でも、足りない部分こそが、
"じぶんらしさ"の源かもしれない。
たとえば、優柔不断で
嫌になってしまっているとします。
「決断力がない」と指摘されると、
「なおさないと…」と思います。
でも「すぐ決められない」のは、
それだけものごとを多面的に見ようと
努力している証拠かもしれない。
欠点というのは、
欠けている点なのではなく、
その人の感度の高さやこだわりが
表面化している結果だったりします。
おしゃべりが多いと言われる人は、
だれかとつながっていたい気持ちが
人一倍強いのかもしれません。
空気が読めないと言われる人は、
まっすぐ感じたことを言える誠実さを
持っている人なのかもしれない。
欠点(短所)は裏返すと
長所になるといわれるけれど、
ほんとうは裏返しなんかではなく、
「ひとつながり」なんでしょうね。
そのままだと扱いづらくて、
目立ってしまって、
ときに居場所を見失うことがあるけれど、
でもだからこそ、そこにしかない
輝きが生まれるのだと思う。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
輪郭のいびつさにこそ、
存在のぬくもりは宿る。