"ほんとうのじぶん"を考えるとき、
「どれ」が"ほんとうのじぶん"なのかという
不思議な問いに出会うことがあります。
家族といるとき、同僚といるとき、
親しい友人といるとき、恋人といるとき、
全部ひとりのじぶんのはずなのに、
どれも少しずつちがっています。
どれが、ほんとうのじぶんなのか。
そもそも、"わたし"はひとりじゃなく、
複数の"わたし"がいて当然である…というのが
平野啓一郎さん提唱の『分人主義』です。
だれかと過ごす時間のなかで、
ぼくらはその相手との関係にふさわしい
じぶんを自然に選んで動いています。
そのやりとりのなかで
生まれる気持ち、ふるまい、声のトーン、
全部がその時々の"ほんとうのじぶん"なら、
「じぶんを好きになる」ということは、
「どのじぶんが心地いいのか」
「だれといるときのじぶんが好きか」を
見つける作業なのかもしれません。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
どこで生きるか、
だれと生きるかって、
ほんとうに大事。