なにかのきっかけで、
目標を立てようと思うときがあります。
でも、どこかで、
もやもやした気持ちがずっとありました。
目標を立てることに対する違和感って、
いったいなんなんだろう。
たとえば、地図を広げて
旅の計画を立てていることを
想像してみてください。
「この道を通って、
ここに寄って、ここで泊まる」と
細かく決めすぎてしまったら、
途中で出会う小さな村や美しい風景を
見逃してしまうかもしれません。
もしかしたら、最初に決めた道より、
もっと素敵な道がひらけているかもしれない。
だから、出発するときには、
たしかな目的地は持ちながらも、
道の途中で出会うものに、
そっと"こころをひらく"ことを
大事にしようと思っています。
あれもこれもと決めるより、
分からないことに出会ったら、
しばらく眺めてみること。
すぐに答えを出そうとせず、
世界の声に耳をすますこと。
それは、ただ流されるのとはちがいます。
むしろ、じぶんと世界を
もっと大切にする態度なのだと思います。
だれかに勝つためでもなく、
だれかに認められるためでもなく、
「いま、ここで、じぶんはどうありたいか」
そんな問いを静かに持ち続けることが、
目標を立てることにあった違和感をぬぐう
ヒントになるような気がしています。
よく「Do」ではなく
「Be」で目標を立てなさいといいます。
なに(行動)をするかではなく、
どう(存在・状態)ありたいかを考える。
「Do」で考えると、
毎日5km走るとか、英語を勉強するとか、
そういう目標の立て方になります。
「Be」で考えるというのは、
健康なじぶんでいたいとか、
世界の人ともっとつながりたいとか、
そういう目標の立て方です。
なにをするかより、
どんなじぶんでいたいかを考えて
目標を立てるようにしたいな。
そのほうが目標をきっちり立てるより、
ぶれにくくなるような気がするから。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
どうありたいかを考えて進めば、
道に迷うことも少なくなる気がします。