甥っ子姪っ子とクルマに乗ると、
たいてい「いつ着くの?」と聞かれます。
でも、この日はちがいました。
外を見たり、おやつを並べたり、
動いている時間をたのしんでいました。
ちょっと大きなこのクルマは、
車内で立てたり、テーブルを出せます。
ベッドで寝ることだってできます。
そのぶん会話も増えます。
「いつ着くの?」じゃなくて、
「ねえ見て、あの山きれい」とか、
「このお菓子おいしいね」とか。
決して広くはないし、
席も向かい合っているので、
一緒に乗っている人のことを
よく見るようになります。
暑いとか、寒いとか、
揺れたとか、眠れないとか、
いろんな声がすぐ聞こえます。
それがめんどうじゃなくて、
おもしろいと思えるのは、
たぶん、「旅」だからです。
目的地に着くことよりも、
そこに行くまでの時間をたのしむのが、
キャンピングカーの旅の魅力。
笑ったり、ちょっとケンカしたりして、
みんなでゆっくり前に進んでいく。
たぶん、一緒にいるって、こういうこと。
キャンピングカーは、
どこかに行くための乗り物ではなくて、
どこかに行く間もたのしむ場所。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
特別な場所より、特別な時間。
