「いまさら?」
そんなふうに笑われたこと、
きっとだれしもあると思います。
でも、いちばん最初にはじめた人というか、
創設者以外はみんな「いまさら人」です。
いまからギターを習う人だっているし、
いまからドラッカーを読む人もいます。
いまからランニングをはじめる人もいれば、
いまから水泳を習う人だっています。
前からやっていた人や、
以前やっていてやめた人からしたら、
「いまさら」に見えるのかもしれません。
だから、じぶんはとっくにやっていたと、
自慢の意味をこめて「いまさら?」と
笑ったりするんだと思います。
先にやっていたこと、
先に知っていたことが、
あたかも素晴らしいことのように言う。
でも、落ちついて考えれば分かります。
先だの後だの、なんの意味もない。
だからもっと、
じぶんにとっての出発を
大事にしたほうがいいのだと思います。
他人がさんざんやりつくした研究でも、
先輩たちがすっかり飽きていることでも、
「まだやってるの」と驚かれることでも、
ほかならぬ「わたし」にとって新鮮なら、
動機があるなら、やりたいことなら、
気持ちよくはじめたらいいと思う。
ちょっと経験がある人が、
「いまさら基本?」なんて笑っていると、
叱責させたりしますよね。
じぶんをたいしたものだと思うと、
「いまさら」ができなくなってしまいます。
でも、どんなベテランでもプロでも、
「いまさら」に戻ることは大事です。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
名人といわれる料理人が、
「いまさらですが、
米の炊き方からやりなおしてみたい…」
なんて言ったら、その炊いた飯を
食べてみたいと思いますよね。