「そもそも論」は、むずかしいです。
右に行くか左に行くかの話をしているとき、
「そもそも、なにをしてるんでしたっけ？」と
急に言い出されたら困ってしまいます。
「そもそも、なんでやるんだっけ？」
「もともと、どういうことだっけ？」
こういう動機や原点に関わるようなことを、
まったくやらなくていいとは思いません。
「そもそも」が抜け落ちているせいで、
みんなが同じように行き詰まっていることも
往々にしてあることだと思いますし。
いちばん根源のところにいったん戻って、
「いっそ、これはやらなくていいよね？」とか
「そのことで、だれがよろこぶんだっけ」とか
「なんのためにはじめるんだろう？」とか
たとえ混沌状態になろうとも、
考えるべきことはあります。
コロナのあの時期に、
「そもそも出社するのって、なんでだっけ」と
どこでも話し合いましたよね。
「素人じゃあるまいし」
「子どもじゃないんだから」
なんてことを考えることが、
大事なんだと思います。
ただ、あまりにもなにかも
「そもそも論」をやってしまうと、
図らずも多くのものを失うというのも
また事実なんだと思います。
たやすく使うべきではない。
でも、勇気を出して使うことも必要。
「そもそも論」は、むずかしいです。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
「そこに愛はあるのかい？」とか、
やたらめったら言い出したりしていると、
ややこしい揉めごとになるのも事実。