最後に遅れてやってくるのがマナー | わくわく海賊団

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 日本はマナーのいい国といいますが、

 それはもしかしたら都合の悪い記憶を

 ただ忘れているだけかもしれません。

 

 昭和15年7月15日付けの

 讀賣新聞の記事によるとこうあります。

 

『電車のなかで唾や痰を平気で吐き

 窓から荷物を(電車に)投げ入れて

 座席の確保をする乗客がたくさんいる。

 電車内でのケンカは日常茶飯事である』

 

 マナーの悪さを指摘する記事です。

 

 経済が発展して、物欲を満たして、

 ファッションにも気を遣うようになって、

 そこで暮らしているのが

 じぶんたちだけじゃないことを知り、

 最後についてくるのが"マナー"と呼ばれる

 "自発的な共同体のルール"なんだろうな。

 

 ですから、たぶんきっと、

 インターネットというあたらしい国に

 生息している現代のぼくらも、まだ、

「物欲を満たしファッションに気を遣う…」

 くらいのところにいるのかもしれない。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 数十年後、未来のぼくたちが、

「あの頃はこんなにマナーが悪かった」と

 言い合える空間になっていたらいいな。