いま、この瞬間のことばです。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 過去の大ヒット曲を

 もういちど歌うことを

 避ける歌手がいます。

 

 これと同じ感覚なのか

 ちょっと分からないけれど、

 過去の記事にコメントいただいて

 ちょっと困ってしまうことが

 何度かありました。

 

 たとえば3年前に

 書いた記事について、

「こう思っているんですよね?」

「あれはどういう意味なんですか?」

 と、訊かれたとしますよね。

 

 じぶんがまっすぐ

 書いた(言った)ことばであるかぎり

 こういう意味なんですよ、と、

 説明することはできます。

 

 けれども過去のじぶんに

 "いまのことば"で輪郭線を引くと

 本来あったはずのじぶんから

 離れていく感覚があります。

 

 罪悪感は言い過ぎだけど、

 そんな違和感みたいなものが

 時間を置いたことばには

 少なからず存在する。

 

 だから歌手の方たちにも

 "過去"の気持ちを歌った曲を

 "いまのじぶん"がプロの歌手として

 心をこめて歌うことがむずかしい

 そう思う人もいるのかもな、と。

 

 ここで書いている文章は、

 印刷物として公にする文章ではなく

 基本的に賞味期限がその日限りの

 "生もの"に近いことばです。

 

 文体が会話体に近いのも

 おしゃべりのような感覚で、

 ゆえに気軽に気負いなく心地よく

 書けているのだと思います。

 

 残すことを前提に

 文章を書こうと思うと、

 もっといろんなことを意識して

 慎重に書かないといけません。

 

 でも、おしゃべりのように

 消えていく会話のやりとりは、

 その瞬間をたのしむライブのように

 ほんとに魅力的だと感じています。

 

 今日も、「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 明日はどんな話をしよう。