・宇多田ヒカルさんが
母親になって亡き母(藤景子さん)に
語りかけている歌が『道』です。
"わたしの心の中にあなたがいる
いつ如何なるときも
ひとりで歩いたつもりの道でも
はじまりはあなただった
It's a lonely rord
But I'm not alone
そんな気分"
彼女はSNOGS(NHK)の
インタビューでこの歌について
こんなふうに言っています。
『生まれてはじめての体験や経験で
人格の基礎になるものとか
世界観が形成されていくわけだけど
それなのに、その時期のことを
完全に忘れてるって
凄くないですか?
つまり、すべて無意識の中にある。
…闇の中にある。
それをみんな抱えて生きていて、
そこから不安とか悩みとか
苦しみが出てくるんだと思う。
「なぜわたしはこうなんだ?」
「なんでこんなことしちゃうんだ?」
じぶんが親になって
じぶんの子どもを見ていると、
じぶんの(最初の)
空白の2,3年が見えてくる。
それは親への感謝だとか
じぶんがどこにいるのかが
見えた瞬間っていう感じで…
それまでの闇…
「じぶんはなんでこうなんだ?」
そんな分からない苦しみが
なくなった気がしました。』
・ある程度、年齢を重ねていくと、
"じぶんを見つける"ことと同時に
"じぶんを知る"という要素も
大切になってくる気がします。
そのための手段として
最も有効だと思う方法が、
過去にじぶんが影響を受けたものに
触れることだと思います。
学生時代に仲の良かった友人とか
部活に明け暮れていた頃の先輩とか
過去のじぶんが影響を強く受けた
もの(人物)に触れることで
見えてくるじぶんの姿が
あると思うんですよね。
今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
ある程度の年齢になると
同窓会を企画する人がいるけれど、
たしかに現在は少し遠い場所にいる
過去の友だちと会うことで思わぬ
気づきがあるんだと思います。