待ち時間の感じ方 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 釣りはあまりしないので

 詳しいことは分からないのですが、

 釣りをたのしむためには

 "待つこと"が大切だと聞きます。

 

 場合によっては何時間も、

 たとえば炎天下のなかで、

 たとえば寒さに耐えながら、

 ただひたすら"待つ"わけです。

 

「それはたいへんでしょう。

 はい、釣りたいお魚を

 網ですくってきましたよ!」

 

 そんなふうに言われても、

 きっとうれしくないんだろうな。

 むしろ怒り出すかもしれない。

 

「たのしみを奪わないでくれ!!」

 

 そうなんですよね。

 ほとんどの釣り人の目的は、

 魚を釣ることではないんでしょう。

 魚との知恵比べだったり、

 はたまた駆け引きだったり、

 つまり、待つこと自体も

 たのしみのうちなんでしょうね。

 

 話題のスイーツにできる行列は、

「何時間も並んで食べた」こと自体に

 たのしみの一部があるわけです。

 

「"じぶんの好き"を知るためには、

 なににどれくらいのお金を

 使っているかを見れば分かるよ」

 

 そんなふうに言うけれど、

 "待つことがたのしい"というのも、

 見分け方のひとつになるのかも。

 

 嫌なことは、さっさと

 終わらせてしまいたくなるけれど、

 好きなことは、やたらじらして

 だらだら長々計画してみたり。

 

 スピード重視の世の中で、

 待つという時間は、一見無駄で

 非効率のように思えるけれど、

 たのしみとは案外

 そういうところにあるのかも。

 

 今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 待ち時間をたのしく思えると、

 ああ、じぶんはこれが(この人が)

 好きなんだなと実感します。