目次

  1. 強制尾行とは何か
  2. 一般警察が強制尾行を働く意図
  3. 一般警察による強制尾行は違法行為化が必要

 

1.強制尾行とは何か

 

 強制尾行とは、警察の専門用語で、露骨な尾行を行う事で、対象者に精神的な圧迫を加える行動を指します。

 

 本来は公安警察が対スパイ、対過激派で使用する行為で、一般警察は行わない事から、世間的には馴染みのない用語でした。

 

 ですが、この用語が馴染みがなかった理由は、恐らく、それだけではありません。

 

 何故かというと、この強制尾行、一般警察が告発者に対する嫌がらせとしても、不当に実行されている実態があるからです。

 

2013年1月 9日 (水)
兵庫県警がスキャンダル封じで告発者らを脅迫

20120728 【2012年07月28日公開記事】

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 『インシデンツ』で連続追及している兵庫県警スキャンダル。告発者で明石市在住の建設業Yさん(41歳)らは、兵庫県警本部の監察官室や捜査第2課にも事情を説明している。

 しかし、監察官室や捜査第2課は身内の不正を取り締まるどころか、Yさんらに圧力をかけて口封じをしようとしているのだ。

 2012年3月ころからYさんらは捜査第2課の警察官らに尾行されるようになった。「尾行」といっても、警察用語で「強制尾行」といわれるもので、あからさまな尾行を続け、対象者の行動を制限したり、精神的な圧力をかけたりするのが狙いである。

 1996年、筆者も警視庁と暴力団との癒着を取材中に同庁公安部公安総務課の警察官らから「強制尾行」を受けた。秘匿すべき取材先に行くことができないなど、影響は大きかった。このときは、なんとか取材を完遂し、『週刊文春』(文藝春秋)で記事にした結果、警察官2名が免職、上司らも処分された。

 Yさんらによると、「強制尾行」はレンタカーやスクーターも含む車両約10台を使った大がかりなもの。「イシイ」「オノ」「キタ」「ナカムラ」という事情聴取などで顔を合わせた警察官らも従事しているという。

 「3月2日のことです。私が神戸駅でタクシーに乗ろうとしたら、尾行してきたナカムラが『俺も乗せてくれ』と乗り込んでこようとするんです。押し問答のすえ、タクシーに乗るのをあきらめ、JRに乗りました。その間もナカムラはずっとついてきます。新長田駅で降りてダッシュし、迎えに来てくれた知人のクルマに飛び乗りました」(Yさん)

 Yさんと仕事上のつき合いがある女性は、こう話す。

 「介護の必要から母親のマンションで生活していますが、警察は近くの駐車場にクルマを停めて、何カ月も監視しています。先日は郵便ポストをチェックしているのを目撃しました」

 また、別の知人女性も言う。

 「警察は、私が経営する店まで来て、『○○さんはいますか』と尋ねるんです。しかも、私が不在とわかると、『店の外で待たせてもらいます』と。従業員もお客さんもビックリしますよね。それだけでなく、息子の自宅や会社まで行くものですから、親子関係もギクシャクしています」

 上記の女性2人は精神的なダメージが大きく、心療内科に通っているという。


 筆者は兵庫県警県民広報課に対し、Yさんらを尾行・監視する理由を質問した。しかし、県民広報課は「お答えはできません」と対応した。

 現在、Yさんらは兵庫県警に法的手段を講じる準備を進めている。

 【写真】Yさんらを「強制尾行」する警察官(6月24日撮影)。

投稿者 寺澤有 時刻 19時57分 兵庫県警 | 固定リンク

URL http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2013/01/post-82ba.html (リンク切れ)

 

 一例を挙げると、私が知っている強制尾行のケースは、愛知県警春日井警察署のケースです。

 

 2016年3月末、さる春日井市在住の男性が、告発の準備を始めました。

 

 すると愛知県警による強制尾行が開始され、警察車両や警察官による執拗な付き纏い、地域住民である防犯ボランティアを動員した執拗な嫌がらせ行為、露骨な監視行為が行われるようになりました。

 

 ですので告発者に対する嫌がらせとしては、強制尾行は、ありふれたものであると考えてよいでしょう。

 

2.一般警察が強制尾行を働く意図

 

 問題は、その意図です。

 

 強制尾行に関しては、写真週刊誌FLASH、週刊新潮のネット配信記事にもなっています。

(※記事は二枚とも元公安警察官・勝丸円覚氏に関係するものです)

 

 こんなことを言うと不謹慎に聞こえるかもしれないが、普段は細心の注意で秘匿捜査にあたっている捜査員たちにとって、強制追尾は意外と楽しい仕事らしい。

 堂々とスパイに付いていけばいいのだ。トイレに行くなら横に並んで用を足す。電車に乗るなら並んで吊り革に掴まる。パーティー会場に入るなら、入り口まで付いていって、「じゃあここで待ってるから」と手を振ってやる。

 相手はイライラして食ってかかってくるという。顔に唾がかかるぐらい詰め寄られて罵られたこともあるそうだ。そういう時は、「お前とたまたま行く方向が一緒なんだ」と言い返してやる。

 ソトイチ(外事一課。ロシア担当)の捜査員の3割ほどはロシア語が堪能だが、相手も日本語がペラペラなので、罵り合いはたいてい日本語になるそうだ。

 あげく掴み合いの喧嘩に発展することもある。そうなると、誰かが110番通報して警察官がやってくる。警察沙汰になると困るのはスパイのほうだ。外交特権があるとはいえ、警察沙汰を起こすこと自体が彼らにとっては失態なのだ。だからスパイは歯ぎしりして強制追尾に耐えるしかない。

 強制追尾を延々と続けた結果、数か月後にスパイが任期半ばで帰国していった例もある。これ以上日本にいても任務を果たすことができないと判断されて任を解かれたのだろう。

 

引用元

ライフ・マネー 投稿日:2021.10.08 16:00FLASH編集部

 

 強制尾行で捜査員は、秘匿尾行とは真逆の行動をとるという。

 

「外交官が大使館を出た瞬間からずっとつけ回します。エレベーターに乗ったら一緒に乗り込み、トイレに入ったら、横に並んで用を足します。パーティー会場に行くのなら、入り口までついて行って、『じゃあここで待っているから』と言って手を振ったりもします。スパイは苛ついてきて『外務省に抗議するぞ!』と言ってきますが、その場合は『どうぞ』と答えますね」

 

 強制尾行は5、6人のチームで行う。そのうち3人が交代でターゲットの前に姿を現すという。

 

「毎日のようにそんな尾行していると、詰め寄られて罵られることもあります。そういう時は『あなたとたまたま行く方向が一緒なんだ』と言い返します。掴み合いになることもありますが、警察沙汰になって困るのはスパイの方です。外交特権があるとはいえ、警察沙汰になること自体、彼らの失態になるからです」

 

 件のロシア人スパイは、強制尾行に対して、どんな反応を示したのだろうか。

 

「最初は捜査員に抗議していましたが、そのうちいい加減にうんざりしてしまったのか、大使館から出てこなくなりました。そして、1カ月もしないうちにロシアに帰国しました」

 

引用元

2021年12月10日

 

 記事を読んでお気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、これは相手をキレさせる為にやっているのです。

 

 無論、キレて手を出してしまい、暴行や傷害となれば刑事事件ですし、そこまで行かずとも、110番通報されたら警察沙汰になります。

 

 嫌がらせに耐え続ければ、精神を病み、ノイローゼや鬱状態になります。

 

 現に冒頭で紹介した兵庫県警のケースでも、『精神的なダメージが大きく、心療内科に通っている』という記述があります。

 

 更に『息子の自宅や会社まで行くものですから、親子関係もギクシャクしています』という記述も。

 

 要するに

 

「親父が警察なんか告発するからこんな嫌がらせをされるんだよ!」

 

「もう告発なんかやめろよ!証言するなよ!」

 

 こんな感じの親子喧嘩に発展したという事でしょう。

 

 これが狙いです。

 

 結局、一般警察が強制尾行を働く意図は、下記のようなものだと考えられます。

 

 告発者に傷害や暴行、その他、ストレスを原因とした犯罪を起こさせて、逮捕して社会的に抹殺する。

 

 「警察に逆らうとこうなるんだ!」という、警察からの見せしめが目的。

 

 告発者の過程で家庭内不和を引き起こさせて、家庭を破壊する。

 

 鬱病やノイローゼにさせる事で、精神科への通院歴をつけ、その事で告発内容の信憑性に瑕をつけ、その事で告発潰しを狙う。

 

 口封じを目的として、精神的苦痛から自殺に追い込む事も、目的の中に含まれているケースもあるでしょう。

 

 鬱病は自殺の引き金となる為、鬱病になった後も強制尾行の手を緩めなければ、自殺を誘発する事は可能です。

 

 まさかそこまでではないだろう、考えすぎだという意見もあるでしょうが、果たしてそうでしょうか?

 

 そもそも、不正を告発した人に対して、告発潰しを目的に、強制尾行という不当行為を働いているわけです。

 

 既にこの時点で指示を出している警察幹部も、面白がって強制尾行を働いている警察官も、まともな人間ではありません。

 

 どういう結末を招くか承知の上で実行し、面白がっているのですから、完全に、サイコパス(反社会性人格障害者)です。

 

 ちなみに、強制尾行は所謂「ガスライティング」と行為が被るところもあり、非常に似たものとなっています。

 

 精神的苦痛や圧迫を与える目的で、ガスライティングを働く事も当然あります。

 

 創価学会をはじめとする一部の新興宗教団体が嫌がらせとして組織的にストーキングと嫌がらせ、ガスライティングを働く事実は広く知られるようになってきましたが、その目的と結果は、ここで触れたものとほぼ同じです。

3.一般警察による強制尾行は違法行為化が必要

 一般警察が強制尾行を働く意味はありません。

 

 証拠隠滅の恐れのある被疑者がいる場合、警察の監視の目が光っていることに気づかせ、その事で隠滅を阻止したり、行動を抑制したりすることはあるようですが、下記のような事をする必要はどこにもありませんよね?

 

「3月2日のことです。私が神戸駅でタクシーに乗ろうとしたら、尾行してきたナカムラが『俺も乗せてくれ』と乗り込んでこようとするんです。押し問答のすえ、タクシーに乗るのをあきらめ、JRに乗りました。その間もナカムラはずっとついてきます。新長田駅で降りてダッシュし、迎えに来てくれた知人のクルマに飛び乗りました」

 「警察は、私が経営する店まで来て、『○○さんはいますか』と尋ねるんです。しかも、私が不在とわかると、『店の外で待たせてもらいます』と。従業員もお客さんもビックリしますよね。それだけでなく、息子の自宅や会社まで行くものですから、親子関係もギクシャクしています」

 

 正当性のない不当な強制尾行を働きながら、それを指示した警察幹部、実行した警察官らには、処分もなければ処罰もありません。

 

 悪質な傷害事件なんかより数段悪質な行為に及んでおきながら、実刑判決を受けて刑務所に数年服役する事すらない現状は、異常としか言いようがありません。

 

 また、これだけの事をしておきながら、処分も処罰もしないものだから、警察官と警察幹部が調子に乗って、告発潰しの為の嫌がらせとして、強制尾行を働かせるような真似をするのではないでしょうか。

 

 この種の「痛い目に遭わされないとわからない馬鹿」には、厳罰に処すのがもっとも合理的です。

 

 一般警察に関しては、ごく一部の例外を除き、強制尾行の実施を違法化し、破った者に対しては、執行猶予のつかない五年以上の有期懲役とすべきです。

※注意

 警察官から依頼された、あるいは、防犯活動だと依頼されて、尾行や監視、付き纏い、奇妙な嫌がらせとしか思われない行為(大部分はガスライティングに該当する行為)を行った事がある人、もしくは、依頼されている人に忠告と警告です。

 

 その意図はこの記事で書いた通りのものです。

 

 その警察官や防犯活動を依頼した人物は、対象者に犯罪を起こさせて社会的に抹殺しようとしたり、自殺に追い込んで殺害する事を企てていたり、精神障害者にでっち上げる事で社会的に破滅させると同時に、何らかの告発を無効にする事を企んでいる、ただの凶悪な組織犯罪犯です。

 

 たとえその人物に警察官の身分があろうが、公務員として然るべき身分を得ている者であろうが、絶対に、その依頼を引き受けないようにして下さい。

 

 同時に、依頼人の素性を確かめ、可能であれば名刺を貰い、依頼内容に関して、本人に気付かれないよう、録音して下さい。

 

 相手に気付かれないようであれば、相手の顔が確認できる形で、動画として録画する事を推奨します。

 

 創価学会をはじめとする新興宗教から同様の依頼を引き受けた場合でも同じです。

 

 目的はここに書いた通りです。

 

 仮に依頼に乗って実行すれば、後々、大変な事になる可能性があります。

 

 最近、ガスライティングという言葉が浸透してきた事で、実際にガスライティングを組織的に働き、精神障害者にでっち上げたり、自殺に追い込んで殺害したり、犯罪を起こさせて社会的に抹殺する悪行を働く団体や組織、反社がいる事実がかなり知れ渡るようになってきましたが、あなたはその片棒を担がされようとしているのです。

 

 仮に加害行為が立証されて、民事裁判化した場合、あなたは人生を棒に振る可能性があります。

 

 証拠を掴んだ場合、警察によるものであれば、国政政党か国会議員に、その他であれば、マスコミが対応できそうなものであれば、マスコミに情報提供するようにして下さい。

 

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