続きです






お姉さんのような大切な友人と

一緒に病院へ行って来ました





「一緒に来てくれない⁉︎」





彼女からそう言われた時

私は何とも言えない気持ちで

胸が締め付けられる想いでした





わかったよー



一緒に行こう‼︎







泣いてもいないのに

彼女の目にうっすら光るものが





私の目の錯覚だろうか…

彼女が泣くはずがない…





何故今回に限って私に

ついて来て欲しいと言ったのか





私は彼女が私に

何かを伝えたいのだろう…




そう想いました





病院にて主治医から

「2週間の予定で入院して

放射線治療を行います」





そう聞かされた時





2週間⁉︎






そんなに長く入院するの⁉︎






⚫️定位放射線治療




放射線をピンポイントで当てる





(SRS)

治療回数が一回の場合




(SRT)

数回に分けて治療する場合





⚫️全脳照射





本来であれば

定位放射線治療が多いそうだが






彼女の場合は

全脳照射だそう





全脳照射は脳の全部に

放射線を当てることを言います





多発転移(5個以上)の場合は

全脳照射が必要な時があるそう




必要な時が…ある





5個以上の転移では

全脳照射が標準治療ですが

現時点その傾向は少ないそう




8個とかでも放射線外科治療

SRSで制御する事もあるそう




非常に判断が難しいらしく






主治医によって

定位放射線治療を行うのか

全脳照射を行うのか分かれる





全脳照射は生命予後の短い

患者さんの入院を長期化させ

さらに正常脳に対する障害

(認知症の発症によるQOLの

低下)があるので出来るだけ

避けたいところです





今、現在の彼女は

普通にご飯も食べれて

普通に眠る事も出来て

普通に仕事も出来ています





3週間に一度の抗がん剤治療を

続けてきてもQOLは正常です





2週間も入院したら…

私はそちらの方が心配です





彼女もその後の生活の事を考え

不安になったであろう先生に





👩

「全脳照射だとQOLが下がり

長期入院になり復活出来ない

可能性はありませんか⁉︎」




そう聞いたところ…





👨‍⚕️

定位放射線治療では

広範囲の腫瘍を抑えられません





現時点で全脳照射以外は

選択肢にありません






キッパリそうおっしゃった






👩

「そうですか…



あの…私は…あとどれぐらい

生きられるのでしょうか⁉︎」




👨‍⚕️

何もしなければ3ヶ月

治療次第では10年以上

元気な方もみえますが

平均は…半年から1年です





何もしなければ

3ヶ月‼︎



平均は

半年から1年‼︎



しっかり前を向き

先生の言葉を瞬きひとつせず

聞く姿がとても印象的だった





彼女は強い





本当に強くて優しい人





本当に優しい人って

めちゃくちゃ強いんだと思った





この場面は

パパが関東でひとりで

膵臓がんを告知された時を

鮮明に思い出してしまう





辛かっただろうな…

悔しかっただろうな…





パパの事もダブってしまって

私の方が泣けてきてしまい

ここで泣いたら絶対あかん‼︎





自分で自分の太ももを

強くつねりながら必死に

堪え続けた私だった





いつからこんなに

涙もろくなったのだろう





これではダメだ

私がしっかりしないと





再び

すざましい闘いが始まる






👩

大丈夫大丈夫〜






私、絶対勝つから‼️






力強くそう語った

彼女の笑顔が忘れられない