📅2023.10/02
月曜日 / Monday
苗穂で撮ったのちに函館本線で小樽へと移動。
訪れるのは2度目になりますね。
前回:スーパー北斗で活躍した281系に会うために苗穂へ
🚉JR北海道 小樽駅
JR Hokkaido Otaru Station / 小樽站 / 오타루역
北海道・小樽市 稲穂
| Inaho, Otaru City, Hokkaido, Japan
小樽の駅舎、こうして見ると本当に上野駅にソックリだこと。
🛤手宮線跡地
Former Temiya Line Railway
駅からは様々な鉄道車両が保存されている小樽市総合博物館へ向かうため、かつて使われた手宮線の廃線跡を辿っていきます。
北海道で初めて敷かれた手宮線は、遊歩道として整備。
このように線路の中に入って散策なんてのも出来るんですが、博物館まで遠いので、廃線跡を活用してトラムとか走らせて欲しいと思ったり。
自撮りして散策しながら、博物館へと向かいます。
しかし風がなんか強い…
(まさかメンダコと撮った写真、これが最後になろうとは)
線路が分岐している場所に着くと、いよいよ目的の場所へ。
小樽市総合博物館
Otaru Museum
北海道・小樽市 手宮
| Temiya, Otaru City, Hokkaido
動輪に指さししているオブジェが目印の小樽市総合博物館に到着。アイアンホース号に乗れるかなぁとは思ってたんですが、もうこの年の運行終了しちゃったのね。
🚂C12形5号機蒸気機関車
Class C12-5 Steam Locomotive
入るとC12形を先頭に気動車などの様々な車両が展示。しかし保存していたED75形の解体のため、柵が設けてありその先には行けず。
🚃キハユニ25形気動車
DMU Series Kihayuni-25
屋外には北海道で活躍した郵便車などの気動車も展示。大宮(さいたま市)などの鉄道博物館では展示してない貴重な車両もあるので、かなりマニアックなとこ。
🚃キハ22形気動車 / DMU Series Kiha-22
キハ22は、かつて北海道や東北地方で活躍した車両。小樽以外では旧広尾線の幸福駅や、下北交通大畑線の大畑駅で保存されています。なんか、ここから切り取ると、ローカル線の無人駅っぽくも見えなくもないな。
🚂ED75形501号機 電気機関車
Class ED75-501 Electric Locomotive
完全な姿としては最後に拝むことになった、交流電化区間で活躍したED75形。
訪れたこの時はパンタグラフが外されており、解体を待っておりました。顔部分だけ保存するとの事なのですが、この姿を見た後に胴体が無くなっちゃったのかと思うと寂しい。まぁ撮っといてよかった。。。
🚃キハ56系気動車 / DMU Series Kiha-56
急行形といえば大体思い浮かぶであろうキハ56系。どの車両も屋外に保存かつ、冬にはブルーシートをかけられるも、車体が傷んでらっしゃる—
🚂DD16形17号機ディーゼル機関車
Class DD16-17 Diesel Locomotive
凸型機関車でおなじみのDD16形なども展示。
旧 手宮鉄道施設
The Former Temiya Railway Facilities
他にも手宮線こと手宮鉄道で使われた車庫や転車台が保存。車庫内にも北海道で活躍した車両達がいます。アイアンホースは残念ながら見れなかったよ。
🚂7150形蒸気機関車 「大勝号」
Class 7150 Steam Locomotive
“Taisho-go“
アメリカの蒸気機関車をモデルにした大勝号は、国産で2番目に製造された機関車。
カウキャッチャーが設置したり、外観もアメリカンを感じます。
🚃キハ03形気動車 / DMU Series Kiha-03
国鉄のローカル線で活躍したレールバス型の気動車。
二枚窓の可愛らしい車両で、なんとなくおもちゃの列車っぽい見た目。
本館の近くにはキハ82、C55、ブルーシートを被されたED76が並んでいます。
ブルーシートに被ってるED76も、先ほど見たED75と同様に解体。こちらは特に顔部分は保存とかはされない模様。
🚆キハ82系気動車 / DMU Series Kiha-82
函館から札幌を経て旭川までを結んでいた特急「北海(ほっかい)」のヘッドマークを掲げたキハ82。三笠や名古屋のリニア鉄道館にも保存してあります。国鉄のディーゼル特急って何でこんな厳つくてカッコよきなんだろうね。
🚂DD14形323号機ディーゼル機関車
| Class DD14-323 Diesel Locomotive
🚂DD15形37号機ディーゼル機関車
| Class DD15-37 Diesel Locomotive
奥側にも保存車両が置いてあるの、何気に初めて知ったなぁ。ここには北海道の雪降る時期に活躍するラッセル車が展示。雪をかきわける排雪版がかなりゴツイ。
というか風が強すぎる。
🚂7100形7106号機 蒸気機関車 「しづか号」
Class 7100-7106 Steam Locomotive
“Shizuka-go“
本館内に入ると、アメリカ製の機関車「しづか号」がお出迎え。
1885年にアメリカから輸入され先に運行していた「義経号(京都鉄道博物館にて保存)」と「弁慶号(さいたま市の鉄道博物館)」と共に手宮線こと幌内鉄道で活躍していました。大きな煙突とカウキャッチャーが特徴。
本当に見た目がかなりのアメリカン。
「しづか」の文字がドでかく主張。
🚃一等客車「い1号」
First-class passenger car “I ichi-go“
そしてしづか号の後ろに連結してるのは一等客車「い1号」。
車内の一部にも入れるので少しだけ見学。ストーブも置いてあるんですね。
座席配置はどことなく豪華列車のロビーカーを思わせるような印象ですが、ロングシートみたいなので長時間乗ってたのかな当時の人って。
本館には北海道の鉄道に関する歴史が模型などで展示。アメリカも北海道開拓に携わっていただけに、どうして昔戦争をしてしまったんだろうという複雑な気持ちに。
2階に上がって、しづか号を見おろします。ここで自撮りしようと本体(帽子)にカメラ向けてたら、「あっ!!メンダコのピンバッジが無い!」と気づき、通っていたルートを戻りながら探していました。
そうだ…ちゃんと付けてなかったのもいけなかったかもだけど、異様に風強かったもん…俺はあの風を一生許さない…(あのあと手宮線跡でも探してたけど無かった)。
一応、館内のスタッフさんに落とし物ないか尋ねるも「無いですね」という答え。見つかったら連絡するねと言われるも、あれ以来全然来ないのでメンダコは断念しました。さらばメンダコ…シーパラで出会ってそんなに経ってなかったけど、小樽の地でどうか元気にいてくれると良いな…。なんか不法投棄みたいな感じで嫌だけど。
なんかこう…物を落とすのに気付くとガクッとするよね(あん時気づいてよかったと言えば良いのか)。少し落ち込んだ状態になりながら博物館を後にし、運河を経由し小樽駅へと戻っていくのでした。観光する気にすらなかったからね。
次回:快速エアポートで北広島まで向かうよ
note:こちらでも小樽市総合博物館に行った記録を載せてるよ