臨床工学技士のホンネ⑮ ~薬物中毒と血液浄化 | 臨床工学技士の医療サブノート

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土曜日から日曜日にかけてICU当番だったので、

ICUで血液浄化を行っていたのですが、

今回の導入理由は「薬物中毒」でした。



「薬物中毒」を「血液浄化」で治療するんです。


要は体内から血液を取り出し、薬物を吸着する

フィルター(活性炭)を通して血液を返すことを持続的に

3~4時間行います。


この方法だと、血液中の毒物を直接除去できます。

効き目が早く現れるので、なかなか有効な手段です。





薬物以外にも毒キノコを食べてしまい、状態が悪化した

患者さんを血液浄化で救命した例もあるようです。


透析学会に行くと毎年1~2題演題として出されています。

確かフグ毒もあったような・・・。




ICUは「透析」だけが仕事ではありません。

血漿交換や血液吸着、血漿吸着などの

「アフェレーシス療法」も仕事のうちなのです。


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