土曜日から日曜日にかけてICU当番だったので、
ICUで血液浄化を行っていたのですが、
今回の導入理由は「薬物中毒」でした。
「薬物中毒」を「血液浄化」で治療するんです。
要は体内から血液を取り出し、薬物を吸着する
フィルター(活性炭)を通して血液を返すことを持続的に
3~4時間行います。
この方法だと、血液中の毒物を直接除去できます。
効き目が早く現れるので、なかなか有効な手段です。
薬物以外にも毒キノコを食べてしまい、状態が悪化した
患者さんを血液浄化で救命した例もあるようです。
透析学会に行くと毎年1~2題演題として出されています。
確かフグ毒もあったような・・・。
ICUは「透析」だけが仕事ではありません。
血漿交換や血液吸着、血漿吸着などの
「アフェレーシス療法」も仕事のうちなのです。
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