臨床工学技士になるために、必ずといっていいほど
壁にぶち当たるのが電気・電子工学 ^^;
自分は工学系の大学出身だった(専門は情報工学)ので、それほど苦になりませんでした。
(むしろ解剖学や生理学のほうが苦労しました。)
しかし、4年制の大学や3年制の専門学校と違い、臨床工学専攻科は1年しか
勉強する時間がありません。
そのため、授業のスピードが半端なく早いです。
簡単な公式なんて「知ってるよね?」という感じであっさり流されて、
どんどん問題を解いていく・・・、といった授業でした。
さらに、看護師など医療系の資格を持っている人だと入学試験(うちの専門学校では数学と解剖学)
に受かれば入れてしまうため、実は「オームの法則って何?」という人もいるわけで・・・。
(中学校でやったはずなんですが。 - -;)
また、国家試験ではME2種ほど電気・電子工学のウエイトは大きくありません。
看護師の国家試験のように必修問題もありませんから、電気・電子工学がダメでも
他でカバーしてしまえば合格も可能なんです。
とすると、電気・電子工学ができなくても臨床工学技士になれてしまいます。
そういう人は仕事にならないんじゃ?と思うかもしれませんが、意外とそうでもなさそうです。
というのも、電気・電子工学を必要とするのは主に機器管理のときぐらいで、
透析や人工心肺を業務としている人には、知識がなくても仕事になります。
じゃあ、授業でやる必要ないやんかっ!と思いますよね?
まぁ、”工学”と称している以上必要なのでしょうかね・・・ ^^;