臨床工学技士のホンネ② ~電気・電子工学ができなくても大丈夫? | 臨床工学技士の医療サブノート

臨床工学技士の医療サブノート

医療関係のニュース・情報を自分なりに勉強中!

臨床工学技士になるために、必ずといっていいほど

壁にぶち当たるのが電気・電子工学 ^^;



自分は工学系の大学出身だった(専門は情報工学)ので、それほど苦になりませんでした。

(むしろ解剖学や生理学のほうが苦労しました。)


しかし、4年制の大学や3年制の専門学校と違い、臨床工学専攻科は1年しか
勉強する時間がありません。


そのため、授業のスピードが半端なく早いです。

簡単な公式なんて「知ってるよね?」という感じであっさり流されて、

どんどん問題を解いていく・・・、といった授業でした。



さらに、看護師など医療系の資格を持っている人だと入学試験(うちの専門学校では数学と解剖学)

に受かれば入れてしまうため、実は「オームの法則って何?」という人もいるわけで・・・。

(中学校でやったはずなんですが。 - -;)



また、国家試験ではME2種ほど電気・電子工学のウエイトは大きくありません。

看護師の国家試験のように必修問題もありませんから、電気・電子工学がダメでも

他でカバーしてしまえば合格も可能なんです。



とすると、電気・電子工学ができなくても臨床工学技士になれてしまいます。

そういう人は仕事にならないんじゃ?と思うかもしれませんが、意外とそうでもなさそうです。


というのも、電気・電子工学を必要とするのは主に機器管理のときぐらいで、

透析や人工心肺を業務としている人には、知識がなくても仕事になります。




じゃあ、授業でやる必要ないやんかっ!と思いますよね?

まぁ、”工学”と称している以上必要なのでしょうかね・・・ ^^;