オーストラリアで表彰される?! | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

子供達の通うビーチの前の

地元公立小学校,毎週金曜日の朝

学校集会 ( 朝礼?Assembly=アセンブリー)

が開かれていました。日本の朝礼と

ちょっと違っていたのは生徒だけ

でなく家族も参列できた事でした。

英語学校 専門学校と自分の通学に

必死で3年間ほとんど見た事もない

集会でしたが卒業してからは

子供を学校に送って、その後

他のご家族とお喋りしながら

参加出来るようになったのです。

なんて幸せなんでしょう〜(感涙😭)

「ありきたりの幸せが1番の幸せ🍀」

と気づかせてもらいました。。。

 

ある日のアセンブリー(学校集会)

いつもの娘達のバイオリン演奏の後

校長先生から

「エヘン、え〜 こないだ希望者だけ

参加した州統一試験で 我が校から

受賞者が現れましたので表彰致します」

と物々しく でもちょっと誇らしげに

アナウンスメントがありました。

「国語(English)」「科学(Sience)」

「コンピューター(Programming)」

「算数(Mathmatics)」の4科目で

「Perticipate(参加賞)」

「Credit(優秀賞)」

「Distinction(最優秀賞)」

が選ばれました。」

「英語(=国語?)」は自国語なので

参加した子が多かったようで

たくさんの参加賞の子供達が

ステージに呼ばれました。

たいていの華々しい賞には

いつも無関係なアジア人

英語弱者ダメダメ親子..

小さなアワード(Award=賞状)をもらう

立派な子供達に いつものように

拍手を送っておりました。

校内で1番本を読んでお話を書くのが

得意な女の子が「英語(=国語)」で

「優秀賞」をもらいました。

こういう場合 この少女、後々

本物の小説家やライターになる

可能性があるんです。。。

だってここは「塾」もない

親も先生も強要しない競争のない

手付かずの子供達の楽園♪

そんな中で 親にも誰にも

強制されてないにも関わらず

自発的にやり始めて急な試験で

 人並み以上の結果を出すなんて

「ギフテッド(天賦の才能)」

以外の何物でもないのです〜

オーストラリアはこんな感じの

自然に現れる”ギフテッドチャイルド”

は "神様からのギフト"として

特別クラスに入れて育ててくれます。

ただ、日本を含むアジアの親達の

早期英才教育で嫌がる子に無理やり

教え込むようなのは 「サーカスの

動物の訓練みたい」と馬鹿にします。

”ギフテッド”はあくまで”神様のギフト”で

自然であるべきという考えみたいでした。

 

”サイエンス”は少数の参加賞の

子供達、”コンピューター”では

唯一、息子と同じクラスの南アフリカ

から来たサーフィンとPCばかりしている

背の高い白人の男の子が「最優秀賞」を

受賞しました。小学校の試験科目に

「コンピュータープログラミング」が

ある事にカルチャーショックでした。

 

最後はオーストラリア人苦手の

”算数(Mathmatics)”の発表でした。

小学校で九九を覚えず 試験でも

"計算機"持参のオーストラリア🇦🇺

”算数”は難しいと思っています。

参加するだけでも尊敬しちゃう

雰囲気の中、「”Credit(優秀賞)"

Year5〇〇!」「ザワザワ...」

〇〇は息子のクラスメイトで

黒人の学校1問題児の〇〇君です。

彼は意気揚々と胸を張って

ステージに上がり、校長先生と

握手をして、白人のお母さんに

ヒラヒラと笑顔で手を振りました。

「ほぉほぉ~ちょっと問題は起こすけど

お勉強は出来るんだ〜?!」と驚きつつ

そばにいた〇〇のママに

「すごいね!よくやったね!」

と皆んなで 声をかけると

いつも何かイライラしてトゲトゲしい

眉間にシワの彼女がちょっと

はにかみながらも嬉しそうです。

 

「もう1人、”算数”で Year 5から

”最優秀賞(DIstinction)"です」

 

「〇〇!(←ウチの子の名前)」

 

私「えええぇぇぇ〜(´⊙ω⊙`)!?」

 

ちょっと小太りの息子がトテトテと

ステージに上がり、誇らしげな

担任の先生から賞状を受け取り 

背の高いゲイの校長先生と握手🤝

「WOW〜!!」

「〇〇〜!!」

「ピ〜ピ〜ピ〜(口笛😗)!」

と学校中が大盛り上がり。

え?何これ?!アカデミー賞?!

周りのママ達もちょっと驚いて

「〇〇よくやったね!」と

声をかけてくれました。

息子が試験を受けていた事すら

知らなかった母は

「...ヘヘヘ」と引きつり笑い...

するとCreditを取った〇〇君

キラキラした瞳で息子に握手を求めて

舞台の上でがっちり握手を交わす

1位と2位の美しい友情?!!

 

 またまた拍手👏

「ヒュ〜ヒュ〜!」

小学校のヒーロー誕生か?!

 

そういえば日本でそろばんや

暗算を習ってた息子 ...

こっち来てすぐ「ヒューマン

カリュキュレーター(人間計算機)」

って呼ばれてたな。。。

 

そんな事が頭の中にボンヤリ

蘇りつつも この異国の地で 

助けてもらってばかりの家族

(の1人)がスポットライトを浴びて

喝采される日が来るとはー...?!と

ただただ驚き ポカンと口を開けて

華々しいステージを見上げていた

母と娘なのでありました。。。