オーストラリア「セレクティブ」とは?! | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

英語学校を経て、専門学校卒業、

永住権を申請し、振り返ると

母子3人で渡豪して既に4年目に

突入しておりました。

それまでは「学校に通って英語が

喋れるだけで充分!」と満足でしたが

ちょっぴりですが、子供達のお勉強

具合が気になってきていたのです。

そんな中、隣町の日本人ママさんで

息子さん3人の内の優秀な

長男君(うちの息子と同い歳)が

「セレクティブ(Selective)」に

合格されたというお話を伺いました。

 

「セレクティブ?何それ?

美味しいの??🙄」(←ボケボケ母さん)

 

はい、ここで調べました!!

以下、政府の公式HPより↓

 

”Selective high schools are 

specifically designed to provide 

optimal learning conditions 

that will make a difference 

in supporting the development 

of academic talent and the wellbeing

of high potential and gifted students.  ”

「セレクティブ=選抜(中高)校は 子供達の

特別な学習能力の向上に特化して

より良い学習条件を提供する為に

設計されており、優れた学力を持ち

ポテンシャルの高い"Gifted Students"

(才能ある生徒)が集まっています。」

 

<Gifted Child の特徴 >

• 非常に好奇心が強い

 • 新しいアイディアや技能を

 速く容易に学ぶ 

• 記憶力が良い

 • 複雑な質問をする

 • 創造性に富む

 • 複雑な方法で考える事を楽しむ

 • 新しいことを学ぶとき

 繰り返しの必要性が少ない

 • 関心をもつ分野、または

 好きな分野で高い集中力を示す 

 

お子さんが上記のような特徴を

多く示していると思われる場合は、

検討されるようお薦めします。

(なによりこの特別学校やクラスは

全て無料で提供されるとの事!)

 

あれあれ?この特徴、ちょっと

まさにうちの子じゃないっ?!

 

「クラス分けテストは、

暗記学習で指導できるスキルよりも

むしろ優れた批判的思考力を持つ

児童・生徒 を識別します。」

とも書いてあるし!

 

(以下↓4科目)

読解力、算数、思考力、文章力

 

うーむ🤔英語はまだまだかもだけど

「算数」はこないだ統一テストで

学校で1人「最優秀賞(Distinction)」

もらってたしな〜「思考力」も

なかなかあると思うんだけど

どうだろう??ちょっと行けそう?!!

な気がしてきたのであります(←親バカ)

 

そこで担任の先生にこないだの

算数の賞でちょっと勇気を貰って

「ウチの息子、”セレクティブ”

っての受けさせたいんですが...?」

と聞いてみると「あ、受けさせる?」

「じゃ明日パンプレット渡すわね」

とニッコリ言ってくれたので

これはもしかしていけるのか?!

と思い始めてしまいました(←単純)

息子さんを選抜校に入れたという

日本人ママさんに連絡をして

色々聞いてみると息子さんを直前に

短期「塾」に通わせたと言うのです。

へ〜!オーストラリアに「塾」って

あるんだ〜!!と驚きました。

こちらに来て4年目になるのに

”KUMON=公文”以外の塾の話を

一切聞いた事がなかったので

”オーストラリアには塾はない”

と思い込んでいたのです。

でもここは呑気な公立小学校。

エリートの子供達は塾に

通ったりしているのかも??と

その塾を教えてもらいました。

ネットで過去問など調べていると

その塾に行って少し勉強すれば

息子にもチャンスがあるかも??

という特に暗記が必要な問題が

出題されているのではなく

様々な日常の一般常識を駆使して

解答を導く問題が多かったのです。

 

これはいけるぞ〜と欲をかいて

いた所、次の日担任の先生から

受け取ったパンフレットの最初に

「〇〇〇〇年1月〜〇〇〇〇年12月

に生まれた子供に限る」という文章...

....ウチの子入ってないよ〜💦!!

あ?!入学する時、英語心許ないから

1年遅らせて入れられたんだった!!

 

この小学校に入れる校長先生との

面接の記憶が薄っすら蘇ります。。。

 

校長先生:「日本では今度、小3?

    英語分からないなら

      Year3じゃなくYear2に

    入ったらどうですか?」

私: 「1年遅らせる事で  今後 

  何か問題ってありませんかね?」
校長先生:「何もありませんヨ😀ニッコリ」

 

半年たった時、担任の先生から

「もう英語上達したから

Year3に入りたいなら上がれるよ

 〇〇どうする?」と聞かれて

息子:「リンツと離れたくないし

 Year3にはいじめっ子がいるから

 このまんまでいいです」

私:「今後、問題ありますかね?」

担任の先生:「ないですね😀ニッコリ」

 

って言ってくれましたよね?!

「あったじゃん😡大問題!!」

 

...という事で 母の"取らぬ狸の

皮算用=無料で良い教育を受ける”

という夢は、呑気な先生方の一存の

年齢制限により、一瞬で

打ち砕かれたのでありました...トホホ