オーストラリアの現地小学校に
子供達を通わせるに当たり、
言葉も通じない 勉強もスポーツも
特にすごくないうちの子供達が
クラスに溶け込む為には、何か
ないものか??と 頭を悩ませ、
とりあえず初対面での簡単な
英語の質問に答えられるように
「お名前は?」「お年は?」
「ハローハーワーユー?」などに
答える練習をさせてみたり、
日本から花を出したり、布を
出したりする手品の道具を
買って渡豪しました。
(知りませんでしたが、手品の道具って
結構お高いものなのですね〜.... )
私の教えた日本の英語の授業で
習うような英語の質問は、
普段の生活では全く使われる事なく...
何の役にも立たなかった..と言われる始末。
手品に至っては、初日に披露してしまうと
その後、面白みもなく、一瞬で皆の
興味も失われたのですが、日本で
息子が当たり前のように遊んでいた、
ポケモンカードや遊戯王カードが、
学校中の子供達の注目の的となりました。
息子は日本でも収集癖があり、お年玉で
カードパックを買い、その中から1枚
1万円にもなるようなレアカードなども
持っておりました。
日本では5枚1パック150円とか、
子供達が買いやすい値段で売ってたと
思うのですが、オーストラリアでは
1パック$18(1300円)という高額な
もので、こちらの子供達には垂涎の
カードだったのであります。
これが功を奏しまして、日本では
いじめられっ子だったオタクの息子、
すっかり学校の人気者になっていました。
その上、日本でそろばんを習っていた
息子、カードゲームでも鍛えた暗算力で
九九や計算に疎いオーストラリア人から
「Human Calculator ヒューマン
カリキュレーター(人間計算機)」
と呼ばれるまでになるのでした....