オーストラリアで自転車は使えない⁉︎ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

TAFE(専門学校)に通うのに

バスを2回乗り継いでおりました。

子供達を小学校へ送ると、真ん前の

バス停から鉄道の駅まで約20分

大きな鉄道の駅から専門学校近く

の住宅街のバス停まで約20分

そこから歩くと20分位なのですが

バスだと数分で学校の真ん前まで

行けるので、また乗り換え。。。

勉強の前後に疲れたくないおばさんは

住宅街の屋根のあるバス停の椅子で

のんびりバスを待つのが普通でした。

 

しかし、ここはオーストラリア....

(現在のオーストラリアは

超ハイテクで、スマホアプリで

バス電車トラムフェリーの現在地や

中の席の混雑状況などなど...

まで全ての情報がバス停で

チェック出来るのですが....)

15分〜20分間隔のバスの予定が

なぜか1台スキップされてしまい

30〜 40分も待つのが当たり前

たまにボーっとしていると

1時間近くバスが来ない事も

あったのです (←ボケーとし過ぎ)

普通にうまく乗り継げば1時間程度の

通学路が大抵1時間半。。。

日本では、車で行けそうな所は

子供を前後に乗せ、ママチャリで

どこでもぶっ飛ばしていたのに

交通ルールの厳しいオーストラリアでは

簡単には自転車に乗れないのです。

というのも、自転車道路が整備

されてはいるのですが、そこは

車の邪魔をしないヘルメットした

本格的なサイクリスト

(↓まさにこんな感じ)

しか走れない雰囲気なのです。

 

車社会のオーストラリアでは

普通のおばさんや子供達は

車で自転車を公園に運んで

公園の整備されたお散歩道を

ヘルメットしてエクササイズとして

休日のんびり走る人はいます。

でも公道は、子供達は走りません。

遅いサイクリストにイラついた車に

後ろからはねられる事故がとても多く

危険だと聞かされていました。

そういう訳で、日本でママチャリダー

だった私は、オーストラリアでは

何年も仕方なく、いい加減なバスを待ち

乗り継いで通学していたのでした。

 

ある夜遅い授業の後、いつものように

何十分も来ないバスを、ボケーっと

待っていると、赤い小さな車が停まり

「あれ?ケイティ(私のあだ名)?

駅に帰るの?遅いから乗ってく?」

 

と私よりも若いTAFEの先生が

声をかけてくれました。

長時間の英語で疲れ果てていたし

ウチで待つ子供達が心配だったので

喜んで飛び乗らせて頂きました。

 

ギリシア人の先生と普段はゆっくり

話す機会もなかったのですが

そこでお互い身の上話になりました。

その30代の先生は、お兄さんの紹介で

この専門学校の先生をするように

なったそうですが、とにかくママが

大好きなので、結婚はまだ全然

考えられないな〜と言っていて

世界中マザコンはいるんだな〜と

微笑ましく思いつつお喋りしました。

バスでは公園の周りをぐるりと回って

20分はかかる距離が、公園の中を

突っ切る細い道を通って

あっという間に駅に到着

 

バスだと、グルグル公園の周りを

たくさんのバス停に止まりながら

帰っていくので、夜など家まで

1時間半以上かかっていたのですが

車だと多分20〜30分程度の距離?

なんという時短!!

 

「ありがとうございました〜」

可愛い真っ赤な車の先生に

お礼を言って、手を振りながら

「私も車が欲じぃ〜〜....」

と、喉から手が出るほど

車が欲しくなってしまったのでした。。。