オーストラリアは飲茶天国♪ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

オーストラリアには、たくさんの

美味しい中華料理店があります。

それには、現在も、揉めている

「香港返還問題」が大きく

関わっていたのであります。

 

香港返還以前は、香港は英国領で

香港人はイギリスの(海外市民枠)

パスポートを持っていました。

調べてみますと、

「1984年12月19日、

両国が署名した英中共同声明にて

イギリスは1997年7月1日に

香港の主権を中華人民共和国に返還し

それ以降、香港は中華人民共和国の

”特別行政区”となる事が決定した。」

という経緯だったようです。

 

今の中国を見ていても分かりますが

国としては共産主義国家で

かなり強硬な政策を行います。

これは世界中の人が知っていて

TAFEの友人たちは

「アメリカは、口実を作って

正式に侵攻してくる。

中国は、嘘を言って侵攻して来る。

ロシアは、欲しければ、何も言わずに

来て、ただ奪って行く。」

と話していたくらい、

アメリカ、中国、ロシアの三国は、

世界中でちょっと怖い印象でした。

 

その危ない国の1つである中国が

「主権だけ返還してくれたら

50年間は、香港は特別行政区として、

英国風に自由にしていいです。」

と約束したところで、

「信用出来ない」と思った

香港人もたくさんおりました。

(今となると、正しい判断だったと

いうことになるかもですが…)

そこで、香港返還決定以降、

腕の良い中華料理人たちも

カナダやオーストラリアに

たくさん移住して行ったそうです。

 

そんな訳で、オーストラリアは

そこらじゅうで、安くて美味しい

「飲茶=Yumcha=ヤムチャ」が

食べられる飲茶天国なのです。

 

各地にあるチャイナタウンでは

本場の料理人とスタッフが

本物の中国のように中国語だけで

働いていて、大きなワゴンに

たくさんの熱々のセイロを乗せて

皆のテーブルを回ってくれます。

ワゴンのスタッフは、若い人以外は

英語が話せない人がほとんどで

何を言ってるか、お互い

分からないのですが、慣れたもので

食べたい物は ちゃんと頂けます。

 

欲しい料理があれば、「これ!」

と指さすと、渡してくれて

テーブルの上にある注文票に

チェックをつけます。↓

最後に、この紙を持って

お会計で終わりです。(後は、

人数で割って、お支払い。)

 

お茶は、いくらでもお湯を

足してくれます。何も言わなくても

急須の蓋を、少しずらしておいたり

ひっくり返しておくと、すぐに

足しに来てくれます。

(こんな感じにしておく↓)

 

飲茶は、中国では、簡単な食事

という立ち位置だそうで

朝から午後3時くらいまでしか

提供していないそうですが、

オーストラリアでも、夜は

やっていない所が多いので

注意が必要です。

 

ランチタイムに、食べ放題

(=buffet バッフェ)の格安で

提供しているお店もありますし、

大勢で行くと、割勘で1人2千円位で

お腹い〜っぱいになれるのです。

 

中国人のお友達とでも、

子供達とでも、オーストラリア人の

友人たちとでも…、誰と行っても

全員がニッコニコになる飲茶!

 

日本でも、きっと流行る

と思うのですが。。。

 

注:右下の赤い煮物は、日本人には

ハードルが高い「鶏の足」です↑