子育てと専門学校の両立。。。 | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

TAFE(オーストラリアの専門学校)

の初日、新入生歓迎の恒例の

「ソーセージシズル」で 

食パンでソーセージと

焼いたオニオンをはさんだ

オーストラリアらしい無料ランチが

先生方によって振舞われました。

OZっぽいBBQ風ランチに

海外からの留学生たちは

喜んで食べていましたが

私はソーセージを楽しむ気持ちに

なれませんでした。

思いも寄らないハードな

半年間の時間割を見てものすごい

ショックを受けていました。

 

「英語学校の先生は、子供がいても

通えるし、相談に乗ってくれるから

大丈夫!と言っていたのに、

こんなハードなスケジュール

2年間も絶対無理!!」と思うものの

インターナショナル学生相談員も

助けてくれない厳しい現実に

まだ私に甘えたい子供2人を

誰にどうやって預けて

学校に行こうか??

頭でぐるぐる考えながら帰りました。

多分、私の顔は ちびまる子ちゃんの

顔に斜線の入ったような

こんな顔していたと思います。

 

一番に息子の親友のリンツのママに

相談すると、話を聞いてすぐ

「朝早い日は、うちに連れておいで」

と言ってくれました。

リンツのママはシティの金融関係の

お仕事をバリバリしているシングルマザー

子供達3人の送り迎えや食事の面倒は、

おばあちゃんがやってくれていました。

リンツのママも、離婚後、子供達の為に

会社に頼んで、朝5時半には家を出て

朝6時から仕事をさせてもらって

夕方2時か3時には上がらせてもらい

3時頃には家に帰って、晩御飯を作り

子供達との時間を取りつつ働いていたので

海外で1人で困っている私に

いつもとても親切だったのです。

 

TAFEのキャンパスは英語学校より遠く

バスを3回乗り継ぐ為に、乗り継ぎに

かなり時間がかかるので、片道

1時間半ほどかかります。

朝9時の授業だと7時半には

家を出ないと間に合いません。

いつも小学校で送り迎えの時に会う

おばあちゃんとは仲良しだったので

事情を話してみると、二つ返事で

「面倒みる!」と言ってくれたので

申し訳ないと思いつつ

お願いする事にしました。

 

小学校は8時までは、時間外保育でない子は

校庭に入れてくれません。

ウチの子達が時間外保育を嫌がったのと

お金もかかって経済的にも大変なので

おばあちゃんにお願いして

本当に助かりました。

 

さて、帰りは3時にお迎えです。

夜10時まで授業がある日はどうしよう?!

と悩んでいたら、英語学校で知り合った

若い30代日本人女性が、シッターとして

アルバイトしてもいいと言ってくれました。

彼女は静岡県出身の まだ英語学校生徒の

明るい誠実な女性t子ちゃんでした。

とにかく優しく面倒見がよいので

人見知りの娘も前から懐いていて

本当に助かりました。

「うちでWIFI使ってパソコンで

勉強しながら、晩御飯食べて、

娘と待っててくれたらいいから」

ということで、時給もすごく安く

請け負ってくれました。

言葉の語尾に「〜だら」を付けた

静岡弁で美しい顔で話すt子ちゃんは 

可愛くて誠実な感じの女性でした。

こうして たくさんの方々のお陰で

なんとか35歳シンママ学生は

2年間のフルタイムDiplomaコースを

スタートさせる事が出来たのでした。

 

初めは、ぐずる子供達を

朝早起きさせ、学校の準備をさせてから

リンツのお家まで連れて行って

バスに飛び乗っていました。

その後、おばあちゃんに3兄弟と

ウチの息子娘を一緒に小学校まで

連れて行ってもらい、放課後は

3時に t子ちゃんが2人を

お迎えに行って連れて帰ってくれて

ウチでご飯を食べさせて

待っていてくれていました。

しばらくすると、段々ダレてきて

朝は、おばあちゃんとリンツ兄弟が

学校に行く前に ウチに立ち寄って

くれるようになりました。

帰りも息子は 3兄弟と一緒に

リンツの家に帰って行ってしまい

娘だけt子ちゃんとお留守番するように

なっていきました。

 

遅い授業の後、疲れた私がリンツの家に

お迎えに行くと、そこで美味しい晩御飯を

食べさせてもらって、3兄弟と一緒に

ゲームをして、ベッドに転がっている息子。

「え?もう迎えに来たの?このまま

泊まって行く〜」「泊まっていってよ〜」

あちらの息子さんたちとベッタリ離れず

ご家族も「息子たちの服あるし

大丈夫だから泊まらせてあげて」と

言ってくれるようになり、段々と

すっかりそこのお家の子供のように

なっていってしまう息子なのでした。。。