おはようございます。
小野敬子です。
よく、「声を当てる」と言われますが、一体どういうことなんだろうって思っていませんか。
目に見えない声を、どのようにどこに当てるの?
と疑問になるのでは。
さまざまな解釈があるかもしれませんが、一つ覚えると良いのがボイスポジションの存在。
ここが声、正確には呼気を当てる場所です。
では、ボイスポジションを探していきましょう。
ボイスポジションは口の中にあります。
舌先で上顎をなぞっていくと、しばらく固いところが続きますね。
そこを超えてさらに奥の喉側を探すと、今度は柔らかい部分があります。
この固い部分が硬口蓋。
そして、柔らかい部分が軟口蓋です。
この硬口蓋と軟口蓋の境のあたりがボイスポジションです。
思ったよりも奥でしたか?
ここに、「あ」を当てるつもりで発声してみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240522/06/keikoonomusic/27/44/j/o0400025415441818806.jpg?caw=800)
まずはスタッカートで。
できるようになったら、ポジションから離れないように声を伸ばしてみます。
分からなくなったら、声高らかにほがらかに笑うように「はっ はっ」と確認してみましょう。
とってもいい匂いを嗅ぐ時のように鼻から息を吸った時にも、このポジションが確認できます。
いかがでしょう。
普段意識のある感覚でしょうか。
昨日のレッスンでは、
これまでなかった感覚で、すごく上の部分で声を出してる感じがします。
でも響いて気持ちいい。
喉も疲れないです。
いつももっと奥の方で声を出していました。
でも響いて気持ちいい。
喉も疲れないです。
いつももっと奥の方で声を出していました。
と、馴染みのない感覚だったというご感想でした。
慣れてくると自然にこのポジションに当てられますので、まずは日常会話で意識してみると良いかもしれません。
無理に高いテンションにしたり、声のトーンを上げなくても良いですよ。
どうぞ、喉を楽に無理のないトーンで。
声は落ち着いて、響きは明るく。
そんな声が素敵かなと思います。
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